らぷそでぃ〜 いん アドラー心理学 

 アドラー心理学ってなに?


 アドラー心理学の前に、そもそ心理学ってなんでしょう?

 ごく簡単に説明すると「こころ」ってなに?これを追求する学問のことを心理学という。 ところで「こころ」ってなんでしょう?ここからは和田秀樹/痛快!心理学/集英社インターナショナルを参考にお話させていただきます。

 「こころ」って何処にあるのか?いろいろとご意見はあると思いますが、現代の大脳生理学では「答えは脳にあり」ってことになっている。ですが「脳=こころ」なのか?それも違う。
 脳と大きな関わりがあるがイコールではない。この部分は参考文献には詳しく書かれているが著作権の問題があるのでズバリいっちゃいます。

 コンピューターに喩えると

 ハード・ウェア ⇒ 脳
 ソフト・ウェア ⇒ こころ


 喩えていうと脳を動かしているソフト・ウェアを解明するのが心理学なんだ!

 とこが解明する相手「こころ」ってヤツはやっかいなものである。目にも見えないし、手で触れることもできない。できるのは観察によってそれらしい仮説を作ること。例えばフロイト説、アドラー説、等々いろいろな説がある。であるがキビシー言い方をするとどれも仮説にすぎない。だって、目にも見えないし、手で触れることもできない。だから検証のしょうがない!

 じゃぁ、単なる仮説すぎないのか?

 そうでもない。学問として認められるには、それなりの訳があるんだ!例えば「こころ」の仕組みがこうだから「こころ」の病気はこうすれば良くなると仮説を打ちたて、それで実際良くなった!こんな実績が認められて有力な仮説→説→学となって行く。

 それでアルフレッド・アドラー(1870-1937)さんが「こころ」ってこうなんだ!って体系立てたのがアドラー心理学となる。アドラーさんは自分が確立した心理学のことをindividual psychology (インデヴィデュアル サイコロジー)と呼んでいた。直訳すると「個人心理学」となる。「個人」という言葉には「分割できない統一体」という意味が含まれているが、日本語にそんな意味は含まれていないので日本では「アドラー心理学」という呼び名が定着している。


参考文献
 和田秀樹 著 「痛快!心理学」 集英社インターナショナル
 久野 徹,松本桂樹,監修 「図解雑学 心理学入門」 ナツメ社
 アレックス L.チュウ著 岡野守也 訳 「アドラー心理学への招待」 金子書房


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