●2000年10月11日 WBA世界ライト級タイトル・マッチ
 畑山 隆則 VS 坂本 博之 TV観戦記

 ある程度予想していましたが・・・・すごい打ち合いでした。白熱した試合は”激闘”呼ぶにふさわしい内容
でした。

 1Rから激しい打ち合いでした。坂本選手の左手を下げて、左肩を持ち上げ,右をアゴの前で構えるデト
ロイト(キューバ)・スタイルにはビックリ!
 またTV中継用の集音マイクのセッティングが良かったのでしょう。ドスーン,ドスーンとパンチの音がガン
ガン入ります。
 お互いの意地と意地,プライドとプライドがぶつかった激しい第1Rでした。坂本選手早くも左の目の上を
出血!

 2Rになると畑山選手,足を使って距離をとります。お互いよくパンチが出ますが,パンチの正確さ,ディフェ
ンスでやや畑山選手のラウンドに見えました。

 4R坂本選手のキズにドクター・チェックが入ります。その後、坂本選手猛然とスパート!!!
 しかし、畑山選手はディフェンスを堅め坂本選手のスパートを阻止します。

 5Rになると坂本選手の動きがやや鈍くなった感じです。

 8R終了近く、畑山選手ロープに詰め連打を繰り出す。坂本選手グラつく・・・・坂本選手ピンチか!?

 9R坂本選手のパンチにパワーが感じられない、動きも鈍くなっている(ヤバイぞ)。左耳から出血!・・・・
残り3R、坂本選手,大ピンチ・・・・

 10R坂本選手,畑山選手のワン・ツーを浴びます。坂本選手一瞬こらえますがスローモーションのようにダ
ウン!勝負は決しました。センコンドからタオルが投入されました。
 私はダウンの瞬間ノーカウントで試合と止めてもよいと思いました。


 ホント、すばらしい試合でした,坂本選手は敗れましたが最高のファイトでした。畑山選手がパンチ,ディ
フェンスと持ち駒の多さをうまく使った印象です。

 それにしても両者最高のファイトでした。見ていて体が熱くなりました。このすばらしい試合において試合結
果,勝ち負けは些細な小さな,小さな事です。畑山さん,坂本さん,最高のファイトありがとうございました。

 最後にデパート越後屋の採点表です。畑山選手のパンチの正確さ,ディフェンス能力がやや上回ったと評
価しました。

ラウンド  1  2  3  4  5  6  7  8  9
畑山 10 10 10 10 10  9 10 10 10
坂本 10  9  9  9  9 10  9  9  9
               

 

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