●WBA世界Sフライ級タイトル・マッチ
 セレス小林VSアレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ) TV観戦記

 試合開始1ランドTVで観たムニョスからは「倒してやる!」殺気がヒシヒシと伝わってきました。繰り
出すパンチはウェイトの乗った重いパンチを思い切って打ってきます。

 2R早くもムニョスはダウンを奪います。しかし,ダウンから勝ち上がったセレスの動きを観るとダメー
ジは少ないようでした。

 3Rになるとセレスの動きが良くなります。セレスの繰り出すボディが当たり出します。また、ムニョス
のパンチを見切ってきたのでしょうかディフェンスも良くなって行きます。

 4Rセレスは接近戦とボディ攻撃で優位に試合を進めます。

 ココまでのラウンドを見るとランドの前半に主導権を握った者が,そのランドを優位に進めるようです。

 5Rはやや静かな展開,早くも両者にかなりの疲れが見うけられます。

 6R打ち合いになります。一進一退の攻防でしたが最後に打ち勝ったのはムニョスでした。セレスから
ダウンを奪います。

 結果論になりますがココで打ち負けたのが痛かった。ムニョスはいつダウンしてもおかしくない、ほど
スタミナを消耗していたが、これで勢いがつきました。

 ダウンから立ち上がったセレスは必死の反撃を試みます。ダメージを引きずりながらもパンチを繰り
出し、このラウンドをしのぎます。

 7Rセレス3度目のダウンです。反撃するセレスのパンチに力がないように感じます。正直に申しまし
て、このラウンドで終わりだと思いましたがセレスは持ちこたえます。

 8Rゴング早々ダウンを奪われます。レフェリー・ストップ!?タオル投入やむなしといった状態ですが
セレスは立ち上がります。しかし、またもやダウンでレフェリー・ストップとなりました。

 21戦21KOの戦績とおりのパンチャーでしたが,セレスのボディ攻撃や接近戦での苦戦を観るとセレ
スにも勝機はあったように思います。

 デパート越後屋の採点

セレス小林  9  8 10 10 10  8  8  
ラウンド 1R 2R 3R 4R 5R 6R 7R 8R
ムニョス 10 10  9  9 10 10 10  



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