●2004年 3月 7日
 WBC世界スーパー・バンタム級タイトル・マッチ
 オスカー・ラリオス(メキシコ)VS仲里 繁

 WBC世界バンタム級タイトル・マッチ
 ウィラポン・ナコンルアンプロモーションVS西岡利晃

 WBA(暫定)世界バンタム級タイトル・マッチ
 戸高秀樹VSフリオ・サラテ(メキシコ) TV観戦記


ラリオスVS仲里は6回まではKO必至と思わせる打撃戦でした。
初回から右のパワー・パンチを打ち込むラリオス、仲里も左フックで応戦する打撃戦となりました。
しかし、さすがチャンピオン!ラリオスの方が一枚(二枚)上手でした。
パンチをもらったら、ひるまず打ち返す果敢な戦いぶり。7回以降疲れの見えた仲里に足を使い、体格差を利
したアウト・レンジからの攻撃で仲里を突き放す。チャンピオンの「引き出し」の多さを感じました。

ウィラポンVS西岡は1〜3ラウンドまで見る限り西岡はいい動きをしてました。
その第3ラウンドで西岡が右の瞼から出血という事態に見舞われます!TV放送ではラウンド・カットで第10ラ
ウンドに飛びます。西岡の出血は激しくなりウィラポンの猛攻を喰う姿が映し出されました。11ラウンドはカットで
12ラウンド。勝利を確信したウィラポンはKOを狙わず余裕力を残して最終ラウンドを戦ってました。
それにしてもウィラポン35歳にしてこの強さ!ついに12回目に防衛ですか。

ラリオス、ウィラポンともに世界チャンピオンの実力を見せつけました。

戸高VSサラテは相性が最悪だった感じでした。もちろん戸高にとって。
サラテのフット・ワークと体格差(パンチ力含む)をいかしたアウト・レンジ戦法で挑み。戸高得意の接近になると
露骨なクリンチで封じる作戦。
ただし、私にはサラテの戦い方は作戦とはいえ、逃げ回るフットワークと露骨なクリンチで好感はもてなかった
(敵地で戦っているのに)。
ジャッジの一人は戸高を支持しているので私と同じ考えか?と思った。


前に戻る  ホームに戻る