●1999年11月21日 WBA世界Sバンタム級タイトル・マッチ
 ネストール・ガルサ(メキシコ)VS石井 広三 TV観戦記

 予想通りの激しい打撃戦になりましたね。

 まず、石井選手ですが世界戦初挑戦の緊張からくる堅さは見られず、積極的に攻撃を仕掛け、
ディフェンスもよいものを見せてくれます。

 チャンピオン、ガルサ選手ですがワイルドなアッパーが怖いと思いました、このアッパーがカ
ウンターで決まったら怖い・・・・そんな印象です。

 試合展開ですが、お互いの力を振り絞った打撃戦になりました。お互い強烈なパンチを喰らい
グラつく場面も見られ、まさに一進一退の激闘・・・・これゃ〜12Rまでもたないな!と思っていまし
たが、12Rまで突入しました。

 運命の12Rはガルサがカウンターを決め石井からダウンを奪う。

 立ち上がった石井に猛攻を仕掛けるが、今までの疲労からガルサの攻撃に力強さが見られない。
それでも、必死に手を出すチャンピオン。スタミナを消耗して完全に動きが鈍っても必死にこらえる
石井!!

 がんばれ!石井!ガンバレ!石井!このまま!なんとか12Rもちこたえてくれ〜っ!!!

 見ている方も祈る気持ちになってきたが・・・・

 ついに、ついにレフェリー・ストップ!TKOでガルサ選手の勝利になりました。

 試合後のインタビューでガルサ選手は「イシイはこれまで戦った中で一番の選手」社交辞令でな
く本音でしょう。


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