●ベルリオーズ 幻想交響曲
シャルル・ミュンシュ指揮
フランス国立管弦楽団
録音:1963年(M,L)
VALOIS V4826(輸入盤)
第1楽章:序奏部の怪しげな雰囲気と味の濃さ1:45付近からテンポをアップさせる、生々しく、激し
い表現!スミッソンの主題が出てくる直前の怪しげな緊張感!
スミッソンの主題のテンポのアップ・ダウン!ここまで、大胆に、おもいきった表現をされると聴き手は
グイグイと引き込まれます。
ここから基本テンポをかなり速めにとり突き進む!
そして7:12からの大胆な間!(指揮者・オーケストラ・聴衆の三者に凄まじい緊張感が疾走する、こ
の微妙な間がツボにハマると凄いが間を外すと本当の間ヌケになる)やがて金管が幻想的に響くと、音
楽はさまざまな表情・表現を見せつけ・聴かせ進行する。
10:20から音楽はクライマックスに向かって進行する。途中、スミッソンの主題をちらりと回想して、
また、激しい音楽に変わり、12:13でスミッソンの主題をしみじみ回想する。
第2楽章:最初の出だしは、ややぎこちない感じがするが(録音のせいかもしれないが)ぐいぐい盛り
上がりワルツに突入するあたりはライブらしさプンプンで−−−好きだ!
基本テンポは速く1:03あたりは、よくもここまで!大胆に!と思わせる。
1:53にスミッソンの主題が現れ、やがてワルツのリズムに乗るあたり盛り上がり,メリ・ハリとスピード
感!!
第3楽章:2:26からの主題の盛り上がりはゾクゾクしますね。6:16スミッソンの主題がとぎれちぎれに
奏でられスリリングに盛り上がる熾烈さ!その後の不安な心の内側を現すような響き。
後半・・・イングリッシュ・ホルンに答えるティンパニの雷鳴が恐ろしく響く!それはあたかも、つづく第4楽
章を予感させるようだ。
第4楽章:このスピード感!よく、ここまで、大胆に!おもいきった!との印象です。2:29からの弦楽器
群の伴奏を伴って金管が吹き鳴らすときの緊張感!3:12からテンポ・スピードがさらにアップするから恐
れ入る!
スミッソンの主題が回想され、さっと終結部に運ぶ絶妙さは見事だ!
第5楽章:2:04からの灼熱の盛り上がり、異様に明るい鐘の響き、それにつづく金管の咆吼、ミュン
シュの気合いの入った唸り声!
5:01の爆進するスピード、6:57からの金管の咆吼、クライマックスの緊張感・爆進するスピード!
完全にミュンシュの音楽に引き込まれました。
最後の拍手が収録されているのが”うれしい”ですね演奏会の会場の熱狂が伝わってくる思いがし
ました。
私は基本的に、このような山あり谷ありの「壮絶な」演奏が好みのようです。
99/01/22
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