●ベートーヴェン 交響曲 第8番
ラファエル・クーベリック/指揮
クリーブランド管弦楽団
録音1975年3月
Deutsche Grammophon 495 463-2(輸入盤)
Cover : Painting by Josef Stieler
クーベリックは1970年代にべートーヴェン交響曲全集を録音している。しかも9曲ぜ~んぶ違うオーケストラで録
音を進める企画であった。そして第8番はクリーブランド管弦楽団が選ばれた。ところでオケを選んだのは誰なのか?
指揮者なのか?レコード会社なのか?ネットで調べたが不明であった・・・・
それで演奏の方であるが、初めて聴いたとき、その重量級のエネルギー漲る演奏に瞠目したのである。重量級の
エネルギーと言うと遅めのテンポで堂々と進める演奏を想像しがちだが、この演奏のテンポは中庸である。それど
ころか、ティンパニーがよく響く以外は全体的に中庸な感じである。
しかしである。伝わってくるのは無味無臭無個性なモノでなく熱いもの重量級のエネルギーが感じられるのである。
私はこれがクーベリックの魅力だと思う。極端な味付けをしなくても、聴き手にしかりとしたインパクトを与える。いい
仕事してますねぇ~。
03/06/16
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