●ビゼー
「アルルの女」組曲 第1番
「子供の遊び」作品22
歌劇「カルメン」から第1幕〜第4幕への前奏曲
「アルルの女」組曲 第2番
ヘルベルト・ケーゲル指揮
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1986〜87年
BERLIN Classics 0094772BC(輸入盤)
これは非常に衝撃的な演奏である。そして普通でない感覚に満ちた演奏である。それは、ここで繰り広げられている世
界には感情的な感覚が非常に希薄であり、抽象的な感覚が際立っているからである。そして音楽が常にひんやりした感
覚に包まれているのである。
それも「アルルの女」とか「カルメン」の組曲で実現しているのが恐ろしい。 例えば「アルルの女」組曲 第2番の終曲で
あるファランドール。
驚くほど透明な音色で奏でられ曲が盛り上っても熱気は生まれず常にひんやりした感覚に包まれている。ケーゲルと言
えども、これほど抽象的な感覚が際立った演奏は稀だったのではないだろうか?ケーゲルはいったいどんなインスピレー
ションを受けたのだろうか?また、オケはどんな気持ちでこの曲を演奏したのだろうか?
我々がもっているイメージとはあまりにも違う「アルルの女」「カルメン」の出現に私は戸惑ってしまった。果たしてこれは
名演なのだろうか?はたまた奇演なのだろうか?
私の受けた衝撃の強さは?の数が現している。
02/11/22
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