●ブラームス 交響曲 第2番
 ベートーヴェン 交響曲 第8番
 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦団 
 録音:1956年10月18日(M,L) 
 ERMITAGE ERM 157(輸入盤)



 よっ!まっていました!これぞ、クナのブラームスだ!

 第1楽章:冒頭の(ニ・嬰ハ・ニ)はちょっとぎこちなく、さりげなく、すっーとはじまる。しかし(1:16)
からはテンポを上げることなく、音楽が盛り上がってゆくあたり、クナらしさがでてくる(わくわく、わくわく)。
 (2:18)からテンポを落として、深いピチカートを伴ってしみじみと第2主題を歌い、(3:20)からテン
ポを落とし、独自のアクセントをつけてオーケストラを全開に響かせる。クナならではの味わいだ(クナら
しさエンジン全開だっ!いいぞ!いいぞ!)
 (8:27)のハッとする美しいヴァイオリンの伴奏が印象に残る。(9:44)大きな間を伴って、大きく強く
歌う第2主題の深い響き、(10:48)の念を押すようなテンポとアクセントの妙味、(14:38)明るく弾む
ようなピチカート!
 クナの妙味、醍醐味が愉しめる第1楽章でした。

  第2楽章:冒頭、主題を大きく歌い、(2:24)でテンポを落としピチカートを伴っての幻想的な雰囲気
を創りだし、(3:46)大きな間を伴ってから音楽がスリリングに盛り上がる。(5:58)のピチカートの微
妙な強弱の美しさ。(7:15)の、うなる低弦からの盛り上がり!また、録音がじつにイイ!しっかり、音をと
らえている。うれしい限りです。

   第3楽章:(1:05)からの主題を遅めのテンポ、念を押すようなアクセントで音楽を盛り上げる、(4:02)
の弦楽に大きなクレッシェンドがかかる(クナの独自の棒さばき、味が色コクでている)。(5:25)最後のピ
チカートが見事に決まっている!

 第4楽章:冒頭のテンポは遅い、といっても「コノヤローふざけているのか!」と感じるほど遅くない、しかし
(0:32)主題が盛り上がる場面も、そのままのテンポで突き進む(クナらしい盛り上げだ!)。(1:42)また
独自のアクセントをつけて第2主題を歌う(いいぞ!いいぞ!クナ!)。(6:22)微妙な間を伴って音楽が盛
り上がり(6:47)ゆったりしたテンポで主題を歌ぬく(クナらしさエンジン全開だっ!)。(8:21)ティンパニが
みごとな、気迫、迫力、響で、決まっている。
 (8:33)めずらしくテンポを煽ってコーダへの期待をもたせてくれる。(8:57)また絶妙な間を決め(9:17)
でスローテンポでコーダに突入し(9:25)からまたテンポ煽って最後をしめっくる!

 ブラボー!ブラボー!クナ!拍手!拍手!
 
98/06/17


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