●ガーシュウィン ピアノ 協奏曲
 ウラディーミル・アシュケナージ/指揮
 ペーテル・ヤブロンスキー/ピアノ
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1991年6月
 LONDON POCL-1133


 CDの解説書を読むと超有名な前作「ラプソディー・イン・ブルー」はオーケストレーション不慣れなガー
シュインに代わりグローフェがオーケストレーションを担当したそうです。
 ガーシュインはピアノ協奏曲を書くにあたりオーケストレーションを改めて勉強し,自費でオーケストラを
雇って試演するなど大変な意気込みだったそうです。と言うことはガーシュイン初のオーケストレーション作
品となりますね。それにしても・・・・いゃ〜,才能のある人は違いますね〜。凡人の私は羨むばかりです。

 なぜかって???

 ド素人の私がこんなことを語るのはおこがましいのですが鮮烈なオーケストレーションで,初めてだからっ
て無難に仕上げた感じじゃない。とびっきりのオーケストレーションなんだ(と思うのは私が無知だから?)。
 とにかく冒頭はティンパニーの乱強打(デタラメに叩くわけではない衝撃的な冒頭のイメージを伝えるた
めに表現したのである)で始まるし。第2楽章のミュートを使ったトランペットのメロディーはニューヨークの
夕闇を思い浮かべる(と言ってもニューヨークの夕闇を見たことはない)。第3楽章はハリウッド映画のアク
ション・シーンを思わせる派手な響き。

 この協奏曲のとびっきりの演奏を披露するのはペーテル・ヤブロンスキーなんだ。明瞭な音色,メリハリ
の利いた表情,とびっきりのリズム感で切れまくる。聴き手は思わず「イェ〜ィ」と叫びたくなる。
 オケの伴奏はよどみのない小気味よいテンポで進んで行き、メリハリがあり、よい意味でノリのよい演奏
が展開されています。

01/06/22


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