●マーラー 交響曲 第9番
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送交響楽団
録音:1975年6月4日(ライブ)
AUDITE AU 95.471(輸入盤)
第1楽章,冒頭は感情剥き出しにならず,かといって無味乾燥にならず,見事なバランス感覚を感じます。
3:00あたりは指揮者とオケの呼吸がやや乱れオケが過敏に反応したように感じましたが、この印象はまも
なく払拭され徐々にさらなる昂揚感,充実感が感じられます。
続く2,3楽章は、シンメトリーのおもしろさ,繰り返しのおもしろさ,変化のおもしろさを堪能できます。第3楽
章では緊迫感も加わりコーダのしめくくりは人為的,作為的にならない昂揚感が聴けます。
第4楽章ですが冒頭を聴いたときは”おゃ”と思いました。第3楽章の緊迫感を受けるには少し弱い感じがし
ました。ハッキリいって、これは好みの問題でありますが私は盛り上がりの部分は,もう少し表情的である演奏
を好みます。とはいえ、メロディーの積み重ね,織り込みの妙味,ひんやりした木管のソロなど,など,この曲の
魅力を堪能できます。
これは私の想像であり、好みの問題でもありますが、このCDの音質は物理特性は非常にすぐれていると思
います。しかし、どうも機械的な音に聞こえてしまいます。まぁオーディオ装置は機械なのでこの表現は適切でな
いでしょうが・・・・
私は演奏者の表情がイメージ出来る音質を好みます。このCDではイメージ出来ませんでした。私が第4楽章
に少し物足りなさを感じたのは音質が関係していたかもしれませんね。
00/11/11
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