●モーツァルト:セレナーデ 第13番
”アイネ・クライネ・ナハトムジーク”
録音:1940年5月12日
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1940年5月12日
TAHRA TAH320−322(輸入盤)
(The Sound Legacy
of Hans Knappertsbsch)
それにしてもクナのアイネ・クライネ・ナハトムジークにはぶっとびました。特にロンド
−アレグロが鳴り出した瞬間!「あ〜ぁぁCDプレーヤーが壊れた〜ぁ?」と錯覚する!
ほどの超・超・超スロー・テンポ!クナのスロー・テンポになれている、つもりの私もぶっ
とびました!!!
最初のアレグロからスロー・テンポで力強くはじまります、その後はユニークなアクセン
ト、リタルダント、ディミヌエンドが頻発する。じつに愉快で、楽しい世界を堪能できます。
展開部では、グッと雰囲気が変わり哀愁が漂いますが・・・・ジワッと、再現部に移ります。
コーダには力強さを感じます。
ロマンス−アンダンテでは力みなぎる旋律を堪能できます。曲想の変化に伴いリタルダン
トが頻発する。しかも!これが!とっても繊細なのです。そしてコーダーはヴァイオリンの
ソロ!ロマンスの総決算がここにある。
メヌエットは、ぶっきらぼうな出だしとチャーミングな節回しがユニークだ。トリオで最初お
もいっきり歌い抜いたメロディーを次は弱音で歌わせる妙味を聴かせます。
ロンド−アレグロは冒頭に書いた通りの超・超・超スロー・テンポ!しかも曲想の変化に
伴ってリタルダント、ポルタメントが頻発する。じつに愉快で、楽しい世界を堪能できます。
99/10/29
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