●ラヴェル ピアノ 協奏曲
サンソン・フランソワ/ピアノ
アンドレ・クリュイタンス/指揮
パリ音楽院管弦楽団
1959年 9月1〜3日
EMI 7243 5 66905 2 3(輸入盤)
Front cover:Design-Enterprise l IG
解説書を見たら鞭の一撃で曲が開始されるそうです。この鞭は誰がたたくのでしょうか?オケの打楽器奏者
が床を叩くのか?指揮者が指揮台を叩くのか?コンマスが??ピアニストが???指揮者が鞭をおろすのが
演出的にはおもしろいと思う。まぁ,指揮者によっては洒落にならない!?
と言っても鞭はカスタネットのオバケみたいな楽器だそうだ・・・・
冒頭のリズムはジャパニーズ祭囃子のリズム感覚に似ていると感じるのは私だけ?本当はメロディーと書こ
うと思ったのですが美しいメロディーを綿々と奏でる音楽とはちっと違う、あの詩情的美しい第2楽章でも基本
的には短いメロディーを次々に変化させている感じがします。両端楽章は短いメロディーと強調されたリズムを
次々に変化させている。まさに音の魔術師の魔術に酔いしれるばかりである。
それで,このCDの演奏ですが,フランソワの粒立ちのよい強いタッチに惹かれます。例えば最終楽章はコー
ダーはかなり速いテンポで弾き進むのですが粒立ちのよい強いタッチの味わいは失われません。
また,テンポや強弱の変化からは飄々としたニュアンスが伝わってきます。ラヴェルの書いた音の魔術に華を
添えている趣です。オケの伴奏もクッキリした音色で色彩感を強く打ち出しています。
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01/04/29