●シューベルト 交響曲 第9番 「ザ・グレート」
  カルロ・マリア・ジュリーニ/指揮
  シカゴ交響楽団
  録音:1977年4月
  Deutsche Grammophon UCCG 9446




 ホルンによる情緒的な調べ〜音楽は次第に盛り上がり〜弾むような第1主題に突入する....ハ.ズ....「なんじゃ〜
こりゃ!?」ジュリーニは弾むようなメロディーの弾み拒否している。彼は粘るメロディーに改変しているのだ!
ビックリである。言っておくがビックリするのはこの部分のみである。

 全体として感じるのが厚い響きである。熱いではない厚いのである。この厚い響きの伏線が粘る第1主題であっ
たのか?聴き進むと各パートに力が込められ、ふだん埋もれがちなメロディーやリズムの刻みが聴こえてくる。リ
ズムの刻みといえば金管を強めに吹かせリズムを強調するが刺激的なうるさい響きは皆無で春の日差しのような
暖かさを感じる。

 厚い響きにコクがあり、金管の響きはまろやか。そうこの味わいは「コクまろ」です。因みにS&B食品とは関係
ありません。「コクまろ」サウンドを築き上げるジュリーニの手腕のよさを感じる。

 04/02/05


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