●ストラヴィンスキー バレエ音楽 「春の祭典」
 カレル・アンチェル/指揮
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1963年1月15、16、3月4〜7日
 SUPRAPHON COCQ-83862



 切れ味の鋭いワイルドな演奏である。

 金管の咆哮は怪鳥のうめき声を想像させるし、木管もワイルドな迫力を効かせる。そのためオケの技
量の限界を越えてしまって音が鳴りきらない部分もあるが、それを上回る土俗的な迫力で聴く者を魅了
する。

 特に強烈だったのは第2部「いけにえの賛美」の後半でティンパニが印象的なリズムを連打する部分。
ティンパニをおもいっきり強打させ、さらに硬いバチを使い、他の楽器を弱く演奏させティンパニの一人
舞台にしてまで土俗的な迫力を追求するのである。
 しかも、雑な印象を与えず各部の隈取やメリハリを異常なほど際立てせ一気にフィナーレまで聞かせ
るのである。


 
 04/12/14

 前に戻る  ホームに戻る