「のど自慢」この映画TVでの宣伝を見て「これは・・・イイネ」直感が働き見に行きました。

 結果的に直感は当たりましたが・・・・

 ラスト・シーンは「じ〜ん」ときました。これって感動っていうのかな?


 前半は消化不良気味・・・・

 もっと軽快なストーリー展開または、ストーリー展開に工夫がほしいです。

 カラオケ好きのタクシー・ドライバー(竹中直人さん)屋台の焼き鶏屋さんで研修中の荒木
(大友康平さん)&荒木ファミリー、桐生出身の無名演歌歌手(室井 滋さん)クールな女子高
生(伊藤 歩さん)。

 それぞれの人間模様が描かれ、「のど自慢」出場をめざす。

 TVで宣伝番組を見たためか?ストーリー展開も読めてきた。

 まぁ、この人たちが「のど自慢」の決勝に勝ち残り、本番のステージで熱唱して・・・・
ハイ、おしまい、チャンチャン!

 う〜ん、これでは盛り上がりに欠けるのでは?・・・・心配だ・・・・

 でもね・・・・これは私の「くだらない堪ぐり」でした。


 後半はよかった!

 伊藤 歩さん演じるクールな女子高生(理香)が『花』を歌う。その歌詞を聴いて・・・・
こっ,これは!!!

 「のど自慢」出場までのストーリーと歌詞みごとにマッチしている!と気づいた。これは
ウマイ!

 そして彼女が歌い終わると涙目になっている。そして司会のおじさんが「誰のために歌いま
したか?」・・・きっと「お姉さんのために」と言う
と思ったら・・・・

 「遠くへ行った姉のために・・・」予想とおりの台詞!

 室井 滋さん演じる無名演歌歌手(赤城麗子)が『TOMORROW』を歌い終わった後の台詞も・・・・
きっと「私を応援してくれる、みんなに」と言うと思っていたら・・・

 「私を見ているみなさんに!」これも予想とおりの台詞!!

 それを見て感無量のマネージャーの尾藤イサオさんと父親の小林捻侍さん。

 ・・・・完全に予想とおりの展開!!!

 でも、楽しい。

 これは、この映画に参加した俳優さん、撮影スタッフの呼吸が見事に決まった成果でしょう。

 ・・・・でなければ予想とおりのストーリー展開でこんなに「じ〜ん」と感動はしないでしょう。

 北村和夫さん演じる、おじいちゃんが『上を向いて歩こう』を歌い、登場人物たちの後日談が
描かれるシーンもいいですね。

 私『上を向いて歩こう』を思わず「口ずさん」でしまった(^^)/~

 松田美由紀さん、おひさしぶり〜。よかったです。


 後半がよかった!だけに前半が何とも歯がゆい!

 撮影スケジュールの都合か?俳優さん、撮影スタッフの呼吸が決まってなかったのか?

 後半が「よかった!」だけに・・・ミョ〜に同情的な思いがしました。


99/02/03


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