●すごいぞ！ペーター・マーク！！

　心あるひとは今頃，何いってるの！と思っているでしょう。ＡＲＴＳから発売されているモーツァルト交
響曲集，ベートーヴェン交響曲全集，メンデルスゾーン交響曲３＆４番を購入しました。

　すばらしい！マークのＣＤを最初に購入したのは昨年６月で約１年かけてＡＲＴＳ盤を揃えたのです
が（と思ったらモーツァルトのミサ曲とメンデルスゾーンの２番があった）。まぁ、とにかく、どれもすば
らしい。

　すごいぞ！ペーター・マーク！！

　ベートーヴェンの第６番「田園」には驚いた。特に１，２楽章は私が心の中で思い描いていた演奏が
展開されているようでした。
　冒頭の主題を前半と後半に分けて描いている、また、金管のリズムを強調したり、内声部を強調し
たり、微妙なアクセントを加えています。こう書くと表情過多の演奏を想像してしまいますが、けしてそ
うではありません。
　どう表現したらいいのか困りますが表情過多にならず無味乾燥にもならず、端正なたたずまいの中
に躍動感を感じさせます。見事なバランス感覚ですね。

　ところで、マークの経歴を見ると１９５０年代末からデッカに録音を開始して順調に出世＆スター街
道をばく進するのですが・・・・スター街道をばく進することに疑問を感じたマークは２年半，香港の禅
寺に入ります。１９６４年からウィーン・フォルクス・オーパーの監督に就任するのですが・・・・自らの信
念をつらぬくためでしょうか音楽活動の場をイタリアに移します。

　出世より自らの信念をつらぬくガンコ職人のように感じられて　　巨匠の復活！　信念をつらぬマエ
ストロ！！　と大プロモーションをかけると日本人ウケすると思うのですが・・・・

　新録音はマーラーの復活がいいかも！？

　ただし・・・・死んじゃってから大ブレイクしたり、ヨボヨボになって老人の枯れた芸などと大ブレイクする
のはご勘弁を・・・・まぁ、死んじゃって　ハイ！それまでョ！よりはマシですが・・・・

　00/07/04

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