Rhapsody in Kunya

 

 


 2001年12月31日(月)

 今年を振り返る企画〜整体療法

 ♪も〜〜いくつ寝ると〜,大晦日〜!?もうすぐ明けましておめでとうございます???

 5年ほど前から体がおかしくなってしまった。病院を訪れ検査しても「どこも異常はありません!」そんな
バカな!頭がガンガン痛み、体中の筋肉,関節が痛み,巨人の星に出てくる大リーグ養成ギブスを装着し
たように体が動かなくなる。「異常ナシなんて、どんだヤブ医者だ!」とドクター・ショッピングを繰り返し,う
つ病!?,心身症!?神経症!?自律神経失調症!?と診断され。精神安定剤,抗うつ剤,などを服用
したが,体は日々衰えて行く・・・・俺の人生は何なんだ!?

 人生を悲観した私はついに・・・・

 「あなたはカミを信じますか?私たちと祈りましょう。そして修行しましょう。カミはあなたを見守ります。そし
てあなたの魂を救います!」

 怪しげな新興宗教の信者になることなく、私は民間療法に目を向けた!

 正直に申しまして,私は民間療法を小バカにしていた。「どーせ,気のせいじゃん!?良くなった気がする
だけだよ!」半信半疑で整体療法を受けました。結果はTV番組ビューティー・コロシアム状態。あの頑丈な
バネの大リーグ養成ギブスがほどけているではありませんか!

 まだ,まだ,100%エンジン全開,全速前進ヨ〜ソロ〜ではありませんが・・・・現代医学では「原因不明の
身体症状」とされた私の身体が蘇ったのは間違いない!

 民間療法をバカにしてはイケませんね。それから現代(西洋)医学にも限界があるんですね。今年最大の
発見と興奮でした。


 2001年12月30日(日)

 今年を振り返る企画〜ペーター・マーク

 今年、残念だったニュースはペーター・マーク様の死去であった。私のペーター・マーク様への想いは、こ
のHPを見ればあきらか・・・・
 そもそも、今年の5月に読売日響を指揮する予定で私はチケット発売日にチケットを購入して「さぁ,生で聴
ける!」と思ったと同時にマーク様の年齢を考えると体調を崩し来日中止,あるいは天国に召される,ことも
ありうると覚悟していたら・・・・悪い予感は当たってしまった。

 出典は忘れたがマーク様は生前ブラームスの録音を希望していたらいし。これは幻の企画になったのか? 


 2001年12月27日(木)

 今年を振り返る企画〜読書編〜その4

 岩井俊憲/アドラー心理学による カウンセリング・マインドの育て方〜人はだれに心をひらくのか/コス
モス・ライブラリー 大変長い題名の本である。
 この本は心理学の実践が紹介されている。この本では支社の課長として単身赴任した山田誠一氏を主人
公に、さまざまな困難をアドラー心理学によるカウンセリング・マインドで乗り越えるドラマが展開され、そこに
アドラー心理学の解説が加えられている。
 そのため心理学という知識を雑学レベルから実践レベルへ飛躍させるノウハウを得ることができる。

 ・・・・それでテメーは実践レベルへ飛躍できているのか?って??? 意地悪な質問はヤメましょう。

 PS:アドラー心理学に興味がある方はリンク集を見てくれ!


 2001年12月26日(水)

 今年を振り返る企画〜読書編〜その3

 和田秀樹/痛快!心理学/集英社インターナショナル。集英社インターナショナルが発行している痛快!
シリーズは好評なのだろう。いろいろ種類があるようだ。私が次に手にしたのは痛快!心理学である。

 そもそも心理学とは何か?本書によると「心」の仕組みを解明することなのだそうだ。では「心」とは何か?
コンピューターに例えると「脳」がハード,「心」がソウト・ウェアになるそうだ。つまり心理学とは「心」というソフ
ト・ウェアーを解明することなのだそうだ。これ以上ネタ・バレすると著作権の問題があるので興味をもった方
は和田秀樹/痛快!心理学/集英社インターナショナルを買って読むこと!


 2001年12月25日(火)

 今年を振り返る企画〜読書編〜その2

 痛快!憲法学を読んで影響を受けた私が次に手にした本は図解雑学 聖書/ナツメ社である。小室直樹
氏の本でないのがヒネた私らしい???痛快!憲法学を読んだ方なら、憲法と聖書つながりは理解できる
と思う。気になる人は痛快!憲法学を買って読むこと!

 因みにナツメ社の図解雑学シリーズは評判らしくオビに誇らしげに300万部突破と印刷されている。私も
これまでに,相対性理論,量子力学,心理学入門を購入している。どの本も左側に文章,右側に図解+コラ
ムの構成になっている。

 どの本も雑学としてのおもしろさに力点を置いているので,その分野で知ったかぶりをするには最適である。


 2001年12月24日(月)

 今年を振り返る企画〜読書編〜その1

 とてもすばらしい本に出会えた。小室直樹/痛快!憲法学/集英社インターナショナル。
 である。あまりにすばらしいので画像の載せておく。私が言うのだから間違いはない。

 この本は私の価値観に大きな影響をあたえた。憲法学と題してあるが,法律,民主主義,
 資本主義,etc ,と広範囲におよび,これらの歴史的背景,変貌,試行錯誤の様子が会
 話調で語られている。

 みなさんの興味をそそるため幾つかの章のタイトル引用しておく!

 「日本国憲法は死んでいる」「誰のために憲法はあるのか」「「憲法の敵」はここにいる」
 「平和主義者が戦争を作る」「角栄死して、憲法も死んだ」

 さぁ〜友よ!すぐに本屋さんへ行き,この本を買おうではないか!痛快!憲法学を!立ち読み,座り読み,
試し読みの必要はない。僅か1700円+消費税である。  


 2001年12月21日(金)

 今年を振り返る企画〜買い物編〜その2

 車の買い換えに合わせて(カー用)MDデッキを取り付けた。ディスカウント・ショップで格安で購入したM
社製品である。繰り返しになるが自分で取り付けに挑戦したが,挫折した思い出深い機種である。
 以前はポータブル・タイプのMDやCDプレーヤー+アダプターの組み合わせを利用していたが、直結の
MDの音はクリアーであった。家では出来ない大音響の中で身を浸す・・・・と言いたいが安全運転のため
やっていない。
 話は変わるが、今は車でCDが聴けない状態である。そうなるとカー用CDプレーヤーを取り付けたいと思
うのが欲深い人間の性(サガ)である。しかし・・・・おっ,お金が・・・・まぁ、FM電波を飛ばすリーズナブルな方
法があるが・・・・どうもね。

 そんな訳で宝くじの神様へ「たのみまっせ!」イタ車にはMD+CDのカーステレオを似合う!


 2001年12月20日(木)

 今年を振り返る企画〜買い物編〜その1

 今年の大きな買い物は車を買ったことだ。愛車リーザが突然エンストするトラブルに襲われ、ついに寿命
がきた(無念)・・・・と判断,買い換え決意した。
 私がほしかった車はクーペ・フィアットであった。プントにも気になる存在であった。クーペ・フィアットは新車
を買うには、とんでもなく高価であるが中古車であれば・・・・プントは輸入車としては比較的手頃な価格である。
 しかし、私の経済状況はそれを許さなかった。結局、中古のセルボ・モードを購入した。

 しかし、私はあきらめない!次はイタ車に乗るのさ!


 2001年12月19日(水)

 今年を振り返る企画〜トホホなCD編

●ブルックナー 交響曲 第9番 (レーヴェ改訂版だと思う)
 ハンス・クナッパーツブッシュ/指揮
 ベルリンPO
 録音:1950年1月30日(ライブ)
 TAHRA TAH 417-418

 クナッパーツブッシュは悪名高き改訂版を使い演奏している。改訂版を口の悪い人は改竄版と呼ぶが。
 クナッパーツブッシュのディスコグラフィーを編集した吉田光司氏は「アレンジなぞ音楽の世界では当た
り前で、時代の趣味を反映している別の作品と思えば、腹も立たないと思うが」(注)と述べている。
 ブルックナーの生きていた時代と現代では音楽をめぐる状況はまるで違う。ブルックナーが生きていた時
代は録音が存在しない時代である。またレーヴェは当時の聴衆を意識して改訂を進めたのであって、それ
を録音で音楽を楽しむ現代人が改竄と呼ぶのは乱暴だと思う。
 そもそも現代人の我々がブルックナーの音楽をはじめて聴いたとき、どれ程の人が「すばらしい!また聴
きたい!」と思ったか?想像してごらんよ。

 話はクナ様に戻して

 私はクナ様が好きであるが・・・・この演奏には馴染めないのである。この演奏からブルックナーらしい、
そしてクナ様らしい雄大な雰囲気が感じられない。またブルックナーの作り出す宗教的と申しますか、崇高
なと申しますか、そのような雰囲気が感じられない。現世で苦悩する小心者のブルックナーになっている。

 ムムッ、レーヴェが生きていた当時,雄大なスケール,崇高な世界はウケなかったのだろうか???

(注)吉田光司/クナッパーツブッシュ ディスコグラフィー/キングインターナシュナル〜135ページ


 2001年12月18日(火)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その9

●R.シュトラウス「英雄の生涯」
 ヘルベルト・ブロムシュテット/指揮
 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1984年 9月10〜14日
 DENON COCO-85055

 ブロムシュテット指揮オケはシュターツカペレ・ドレスデンなんとも地味な組み合わせである。たしかに演奏
は豪華絢爛,大スペクタルな演奏ではない。しかし、シュターツカペレ・ドレスデンが○×フィルや○×交響
楽団とはひと味もふた味も違うオケであることがよ〜くわかる。


 2001年12月17日(月)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その8

●ラヴェル ピアノ協奏曲
 サンソン・フランソワ/ピアノ
 アンドレ・クリュイタンス/指揮
 パリ音楽院管弦楽団
 録音:1959年8月
 EMI 7243 5 66905 2 3

 ラヴェルは管弦楽の魔術師なんてニックネームがありますが・・・・有名な「ボレロ」を聴いてそんなイメージ
がわくかい?「展覧会の絵」だって原作がムソルグスキーだしね。
 そのてんピアノ協奏曲は魔術師のイメージがピッタシだね。曲の冒頭がピッーと一撃,笛がピロピロ,ピアノ
がポロロ〜ン。第2楽章はピアノがポツポツと叙情的に奏で。第3楽章が機械的なリズムと音色で締める。

 ほんまに魔術師そのものじゃで。 


 2001年12月16日(日)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その7

●モーツァルト 交響曲 第39,40,41番
 ギュター・ヴァント/指揮
 北ドイツ放送交響楽団
 録音:39番,41番 録音:1990年5月6〜8日(ライブ)
         40番 録音:1994年3月6〜8日(ライブ)
 RCA BVCC-37208

 また、ヴァント氏の登場である。頑固一徹職人ヴァント流理詰めのモーツァルトが展開さると思ったら・・・
おぉ〜ヴァント氏にもこんな情緒的な想いがあるのか!と思い知らされました。
 特に40番冒頭の超有名なメロディーの歌い方には頬がゆるみました。また、メロディー強弱の付け方も
印象に残りました。

 細かいことですが3曲を1枚に詰め込んだためか?曲間のインターバルが非常に短く余韻に浸れないの
が残念です。


 2001年12月15日(土)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その6

●ブルックナー 交響曲 第8番
 ギュンター・ヴァント/指揮
 ベルリンPO
 録音:2001年1月19〜22日
 BGM 74321 82866 2

 前回のヨッフムのブルックナーを「顔からは想像できない」と表現したがヴァントのブルックナーは「顔から
想像するとおり」である。頑固一徹職人ヴァント流理詰めのブルックナー(と勝手に命名)である。

 正直に申しまして私のような軟弱者,お気軽リスナーはヴァントの醸し出す厳しい世界に近寄りがたい雰囲
を感じるのですが・・・・まぁ,ここまで徹底的にされれば脱帽するしかないですね。


 2001年12月13日(木)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その5

●ブルックナー 交響曲 第8&9番
 オイゲン・ヨッフム/指揮
 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1976年6月&1978年1月
 EMI CLASSIC 7243 5 73827 2 4

 オイゲン・ヨッフムのブルックナーをはじめて聴きました。オイゲン・ヨッフムのお顔はジャケットなど見かけ
ますが、やさしいおじいちゃんといった雰囲気です。まぁ、若い頃は知りませんが・・・・顔からやさしい雰囲気
の中しみじみしとした美しさが溢れ出る演奏を想像したら・・・・
 とんでもない!?オケはパワフルに鳴りまくり,速いテンポは怒濤のような推進力で突き進む。まったく,顔
からは想像できない激しい演奏が展開されたのである。

 ヨップムは見かけによらない・・・・

 こんな激しい演奏をするとき顔はどうなるのか???興味津々である。


 2001年12月11日(火)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その4

●ブルックナー 交響曲 第7番
 クルト・ザンデルリンク/指揮
 シュトゥットゥガルト放送交響楽団
 録音:1999年12月
 hanssler CLASSIC CD 93.027

 hanssler のaの上には点がふたつ付くがメンドーなので省略した。

 死んじゃた人のCDが続きましたがザンデルリンク氏は健在です。不死身のザンデルリンク!ではない
と思うが・・・・
 早速読者から指摘がありましたシュタイン氏は存命中でした。オ○氏や瓶ラディン氏と一緒にするなと!
お叱りを受けました。まずは言い訳します。

 「勘違いは、誰でもある。誤りを指摘するのは結構だが,高飛車な態度やよけいな捨て台詞は不愉快で
ある。そもそも知識は人生を豊かにするために使うものであり,他人を攻撃するために使うのは知識の誤
用である。」

 
さて、ザンデルリンク/指揮のブル7である。大河のように悠々としたゆったりとしたテンポで淀みがなく
進められています。そして細部までしっかりコントロールされているようで作為臭ささは皆無!きっと指揮す
るザンデルリン氏からは後光とオーラが発せられていたに違いない。


 2001年12月 9日(日)

 梯子から落ちて足を痛打してしまった・・・・そんな訳で,久しぶりの登場である。

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その3

●ブラームス 交響曲 第3&4番
 エフゲニー・ムラヴィンスキー/指揮
 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1972年1月27日&1973年4月28日
 MELODIYA  BVCX-4003

 泣く子も黙るムラヴィンスキーである。名前の響きからして凄みがある。しかもあの風貌であるオケの団員
もあの鋭い眼光で睨まれると「ハッハ〜ッ。ムラヴィン様のおっしゃるとおりでございます」平身低頭だったに
違いない。
 このブラームスもムラヴィンスキーの眼光鋭い凄みが伝わってくるハードな演奏である。しかし、4番では
ハードな佇まいにロマンティクな味わいが伝わってくる。
 あら、ムラヴィンちゃんもおセンチな情もあるのネ〜ぇ!もちろん、これは大袈裟な表現である。ムラヴィン
スキーなロマンティクな気質を垣間見ることのできるCDである。


 2001年12月 4日(火)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その2

●ベートーヴェン ピアノ 協奏曲 第1&2番
 ホルスト・シュタイン/指揮
 フリードリッヒ・グルダ/ピアノ
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 DECCA UCCD-7095

 私には未聴の有名曲がたくさんある。これもそのひとつである。詳しい事情は知らないが長らくキングから
発売されていたDECCA音源が今年ユニバーサルから発売された。DECCA BEST 100 The Special
と装いを新たにして税込み1000円で発売されたので購入した。

 ベートーヴェンのピアノ協奏曲 1&2番を宇野功芳氏は「ハイドンやモーツァルトの面影を残しているため、
ベートーヴェンのピアノ協奏曲の中でも軽く見られがちであるが、むしろハイドンやモーツァルトの面影こそ
魅惑の原因なのである(注)」と述べている。

 私の聴いた印象では、まさにそのとおり!でベートーヴェン特有の押しの強さ,しつこさ,くどさ,が少なく
すっきりした感じが私には魅力的に感じられた。まぁ、ときとしてベートーヴェンの押しの強さ,しつこさ,くどさ,
が無性にほしくなるときもありますが・・・・

(注)宇野功芳/協奏曲の名曲・名盤/講談社現代新書 84ページ


 2001年12月 2日(日)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その1

●ベートーヴェン 交響曲 第9番 
 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
 NBC交響楽団/他
 録音:1939年12月 2日(ライブ)
 NAXOS 8.110824

 正確には昨年の12月末に購入したCDであるが,今年を振り返る企画に入れておく。

 私は古い音源の熱心な聴き手ではない(だいたい1950年以前のモノは避けている)。1939年のライブ
なので極端に残響の乏しい録音である。にもかかわらずこの迫力はスゴイぞ。トスカニーニに鋼のような
パッションが,ガス・バーナーの炎のような情熱が,貧しい録音をとおして伝わってくる。聴き手の魂はトスカ
ニーニのパッションによって焼き尽くされてしまう!?
 トスカニーニは現在の指揮者界に大きな影響を与えたらしいが,このガス・バーナーの炎のような情熱は
1%も継承されなかったに違いない!?

 僅か1枚でいろいろな妄想に浸れるCDであった。


 2001年12月 1日(土)

 あら,もう12月ですね。昨年はミレニアム,ミレニアムとうるさかった。今年は「21世紀はじめの・・・・云々」
と事あるごとに言うと思っていたら・・・・あまり流行りませんでしたね。

 どうも連休の後から体調が悪いです・・・・連休ではしゃぎすぎ!?それはともかく年内はHPの更新を止め
ようと思いましたが気が変わりました。今月もコツコツやります。

 12月 1日のアクセス・カウンターは6450でした。来館者のみなさんありがとう。

 それでは12月号のスタートです。 




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