Rhapsody in Kunya

 


 2002年12月26日(木)

 右から読んでも2002、左から読んでも2002。今年もあとわずかになりました。

 突然ですが・・・・

 今年の更新はこれでおしまいです。年末年始は暖かい所ですごすことにしました。この5年間いろいろと苦しいこと
が多かったです。そんな状態でありながら健気に生きて来た自分自身にご褒美です。

 年明け10日前後に再開するつもりなので2003年もよろしくお願いします。それでは訪問者に今年最後のメッセー
ジです。

 ありがとうございます。


 2002年12月25日(水)

 今年を振り返る企画〜研修編

 皆さんご存知のように(って知らない人もいると思いますが決まり文句なので)今年は残念ながら、フリーな時間が
多くなった。その時間を利用して念願の研修を受けることにした。そんな自分をエライと思う。

 研修ではさまざまの人々との交流する機会が多くの刺激と勇気をいただいた。

 この体験が今後の人生に及ぼす影響は大きいと私は実感している。この場を使い研修で出会った人々にメッセー
ジを送ります。       ありがとう!


 2002年12月19日(木)

 今年を振り返る企画〜パソコン購入編

 そんなわけで(17日ネタ)、今年はパソコンを購入する羽目になった。いまどきのパソコンは何故タワー型ばかり
なのでしょうか???見た目が不安定で精神衛生上好ましくないように思うのですが・・・・それに必ずディスプレイ
がセットで・・・・いろいろ探してタワー・タイプ本体オンリー型を購入しました。

 話はそれで終わりません。今まで使っていた周辺機器が使えようにメーカー品を購入したのですが・・・・外付けハー
ドディスクとスキャナーが動かなかったのだ。どうやらWindows XP に対応していないのが原因のようでした。まぁ、
その道に詳しい人ならば動かせたと思いますが、なんかメンドーなので外付けハードディスクは諦め、スキャナーは
新たに購入するとこにした。

 パソコン購入はイバラの道ですな!


 2002年12月18日(水)

 今年を振り返る企画〜引越し編

 今年、引越しをした通算8度目である。その理由はあちこちで語ったので繰り返さない。今回は違う角度から語る
とする。最初に引越しをしたのは1986年4月以降 87年、90年、91年、93年、96年、97年、02年と引越しを
している。とりあえず一番長期間が97年〜02年の5年間となっている。

 さて?現在の住まいは何年住むこととなるか?

 それから私の安住の地は何処になるのだろう???


 2002年12月17日(火)

 今年を振り返る企画〜ADSL導入編

 時代に趨勢にあわせてADSLを導入したがこれが思わぬ結果をもたらした。繰り返しになるがADSLを導入すると
専用ソフトを使うのだが、推奨環境がペンティアム2以上だったのだ。私のマシンはペンティアム2以下。導入すると
「私の古い型のパソコンでも大丈夫?」と念押ししたのですがね・・・・・

 お蔭様でマシンはフリーズを繰り返し、仕方なく電源を切ってマシンを止めていたらハードディスクがクラッシュ!

 これまた、仕方なく新たにマシンを購入する破目になった。


 2002年12月16日(月)

 今年を振り返る企画〜がっかりしたCD編〜その2

●シューベルト:交響曲 第1、2、3、4、8番 「未完成」
        第9番「グレイト」より第1、2楽章
 ペーター・マーク(指揮)/フィルハーモニア・フンガリカ
 CONCERTO ROYALE 206241-360(輸入盤)

 1枚タイプのCDケースにCD3枚を収納、紙ケースを纏わせ陳列されていたCDである。価格は1000円前後で
あったと記憶している。手にすると・・・・

 うぉぉ!マーク様のシューベルトが聴ける!それだけで期待が高まった。

 ところが?よく見ると「グレイト」は第1、2楽章だけの収録である。一般的に考えると1番か2番を削って「グレイト」
を全収録するとか?5番、6番を収録して全集にするとか?CONCERTO ROYALE のカップリングは意味不明であ
る。

 某所で「初期交響曲がすごい」との評判を聞き付けていたが1番と2番は馴染みのない曲なので共感を得ることは
なかった。3番と4番はTUXEDO盤で耳にしていた。
 注目は「未完成」と「グレイト」であるが弦を強く奏なでる、内声部の膨らませる、テンポ変化が多いなど、マーク様
独自の解釈が多く聴けたが・・・・ファン贔屓かもしれないがマークの実力が開花していない、オケとの呼吸があって
いない。満足できる仕上がりではなかった。とは言え「グレイト」の後半 第3、4楽章が気になる気になる。

 グレイトと言えば1986年4月にNHK交響楽団と同曲を演奏しており、その模様がTV放送されたことがあるそうで
す。私はN響アワーで採り上げるようにせっせとリクエストしているのですが。ついでにCD化DVD化されるとさらにう
れしい。地道な活動をつづけるしかないだろう。


 2002年12月15日(日)

 今年を振り返る企画〜がっかりしたCD編〜その1

●ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱」<1952.2.3>

 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)/ウィーンPO
 ウィーン・アカデミー合唱団
 ヒルデ・ギューデン(ソプラノ),ロゼッテ・アンダイ(アルト),
 ユリウス・パツァーク(テノール),アルフレッド・ペル(バス)
 録音:1952年 2月 3日(ライブ)
 TAHRA FURT 1075(輸入盤)

 これまで劣悪な音質でしか手に入らなかったウィーンとのライブ’52年盤である。日本フルトヴェングラー協会盤
やANDANTE盤では良好な音質のCDが頒布、発売されファンのあいだでは「あのバイロイトの第9を凌ぐ演奏!」
そんな話が囁かれている録音である。
 そんな噂を聴きつけ興味津々TAHRAから比較的手頃な価格で発売されたの条件反射的に購入してしまった。

 単刀直入に感想を述べると「あのバイロイトの第9を凌ぐ演奏には思えない」である。バイロイト盤での雄弁な語
り口、高揚感に比べればずっと控えめな抑えた演奏であるが、例えばルツェルンでのライブ盤('54)では抑えた表
現によって渋い味わいが感じられたのであるが・・・・このウィーンPO盤はそれが魅力としてつながらない中途半端
な印象であった。

 録音状態の評価も難しい。最初はヴァイオリンの音が生々しく入っており期待したが、次第にそれがやや耳障り
になる。4楽章での独唱は良好であるが混声合唱となると濁り気味でときより音割れも生じる。特にクライマックス
で音割れするので興醒めてしまう。全体的に奥行きに乏しく録音状態に感じられた。

 まぁ、私があまり過大な期待をもち過ぎたのかもしれない。けして駄演ではないが私がフルトヴェングラー第九を
聴きたいときはより録音が鮮明で渋い味わいのあるルツェルン盤に手が伸びるだろう。


 2002年12月14日(土)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その11

ビゼー 
 「アルルの女」組曲 第1番
 歌劇「カルメン」から第1幕〜第4幕への前奏曲
 「アルルの女」組曲 第2番
 ヘルベルト・ケーゲル指揮
 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1986〜87
 BERLIN Classics 0094772BC(輸入盤)

 ケーゲルの作り出す響きはクールである。とても透明である。ひんやりしている。例えばカルメンの「闘牛士の行進」
これほど冷たく、高揚しない演奏も珍しいだろう。その代わりハードな内容が詰め込まれている。

 ビゼーの音楽を新たな切り口で切って見た特異な演奏である。


 2002年12月13日(金)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その10

●ブラームス 交響曲 第3番 
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)/シュトゥットガルト放送交響楽団
 録音1963年11月15日(ライブ)
 GOLDEN Melodram GM 4.0063

 クナッパーツブッシュ最晩年のライブ録音である。8種類?あるとされる録音のうち、この演奏は特異なものでは
ないだろうか?(と3種類しか聴いてないのに大胆な私)
 それはこの演奏からかすかに漂う死の翳を感じでしまうからだ。自らの死を予感しも「慌てず騒がず」運命を淡々
と受け入れる。ある種の達観した雰囲気を感じてしまったのだ。


 2002年12月12日(木)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その9

●ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
 クラウス・テンシュテット(指揮)/チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 録音:1989年11月12日(ライブ)
 EMI 0777 7 54072 2 8(輸入盤)

 前職のとき、それはバブル景気で日本中が沸いていた頃だった。今、振り返ると冬のボーナルも今年の○倍も支
給されていた。当時の職場の同僚とボーナル祝いで六本木(もちろん東京)にある高級和食料理店へ行ったことが
ある(因みに現在その店はない)。出された料理の味に驚いた。料理でない味である。
 けして珍しい料理ではない。茄子とニシンの煮物、菊と枝豆のおしたし、ゆで卵のあんかけ。そんな何気ない料理
味がとびっきり美味いのである。

 チョン・キョンファのヴァイオリンの凄味に似ている。強烈な特徴は感じられない、一聴すると淡々と弾いているよう
に感じるがそでいてびっきりなのである。そしてズバッとした凄味を感じさえる。

 ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でなかなか満足できる録音がなかったのでうれしい出会いであった。


 2002年12月11日(水)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その8

●マーラー 交響曲 大地の歌
 ラファエル・クーベリック指揮/バイエルン放送交響楽団
 ジャネット・ベイカー(アルト) ヴァルデマール・クメント(テノール)
 録音1970年 2月27日(ライブ)
 audite 95.491(輸入盤)

 クーベリックの「大地の歌」の登場である。マーラーの演奏に定評があり、ここでもすばらしい演奏を繰り広げてい
る。また、ジャネット・ベイカーの雑味のないクリアーな歌声も魅力的である。


 2002年12月10日(火)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その7

●シベリウス 交響詩 「フィンランディア」
 小林研一郎/指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 Canyon Classics PCCL-00277
 録音1995年2月22〜25日

 シベリウスの交響曲第2番のカップリングで収録されている交響詩「フィンランディア」であるが私が「うぉ〜ぉ」と思っ
たのはメイン・ディシュでなく付合わせの方だった。フィンランドの独立の願いがこもった。国威高揚とコバケン節が幸
福な融合を果たした趣である。

 「我が祖国は今ここに独立を果たしたのだ!」そんな緊迫感と感動がつまっている。

 因みにサー・コリンの交響詩「フィンランディア」は回顧的な趣である。


 2002年12月 9日(月)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その6

●ブルックナー 交響曲 第9番
 サー・コリン・ディヴィス指揮/ロンドン交響楽団
 LSO LIVE/LSO 0023(輸入盤)
 録音2002年2月22〜24日

 先月、購入したばかりのCDであるが、穏健・中庸のイメージが強いサー・コリンであるがこのブルックナーでは彼の
独自性を強く感じさせた。また、ロンドン交響楽団の響きが「マジ?」これがオケの響き?ある種の境地の達している。


 2002年12月 8日(日)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その5

●シベリウス 交響曲 第2番
         組曲 「カレリア」
         交響詩 「フィンランディア」
 サー・コリン・デイヴィス指揮/ロンドン交響楽団 
 BMG/RCA  BVCC 37267
 録音:1994年12月12&13日、1998年 2月13日

 シベリウスの有名処を集めた RCA RED SEAL BEST 100 シリーズの1枚である。ここで私が感じたのは感
動溢れる演奏であったことだ。交響曲の終楽章、カレリアのアラ・マルチアとフィンランディア!これほど感動に溢れた
演奏がかつてあっただろうか?(←私が知らないだけでしょうが)もちろんサー・コリンは感動に押し売りはしません。

 オケのメンバーが自発的にお買い上げになったのです。 


 2002年12月 7日(土)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その4

●ドヴォルザーク 交響曲 第8番
 サー・コリン・デイヴィス指揮/ロンドン交響楽団 
 LSO LIVE/LSO 0002 CD(輸入盤)
 録音:1999年 8月 5日(ライブ)

 英雄も幻想交響曲もサー・コリンの滲み出る情熱(もちろん、それだけではないが)に心打たれたが(前回と同じ言い回
し)通常ドヴォ8では比較的ストレートな情熱のほとばしりを感じさせる。終楽章のコーダーはほとばしりでなく感情の発露
を感じさる。ここでは情熱といった言葉をキーワードのように使ったがけして情熱一辺倒ファイト一発演奏ではないことを
強調しておく。


 2002年12月 6日(金)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その3

●メンデルスゾーン 「真夏の夜の夢」 序曲
             交響曲 第3番 「スコットランド}
 サー・コリン・デイヴィス指揮/バイエルン放送交響楽団 
 ORFEO C 089-841 A(輸入盤)
 録音:1984年 1月25 1984年12月12&13日

 英雄も幻想交響曲もサー・コリンの滲み出る情熱(もちろん、それだけではないが)に心打たれたがメンデルスゾー
ンの方はその曲想から哀愁に満ちたメロディーを透明感のある美しさで奏でる。
 先ほどケーゲルの「アルルの女」組曲で透明感という言葉を使ったが、言葉は同じでもケーゲルの透明感はひんや
りとした感触
があったが、サー・コリンの透明感は手作りの暖かさを感じさせる。透明感に関しては「真夏の夜の夢」 
序曲の方がより特徴が現れていると感じられる。


 2002年12月 5日(木)

 今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その2

●ベルリオーズ 幻想交響曲
 サー・コリン・デイヴィス指揮/ロンドン交響楽団 
 LSO LIVE/LSO 0007 CD(輸入盤)
 録音:2000年 9月27&28日(ライブ)

 これもサー・コリンって「スゲェ〜」と開眼させられた1枚です。キッチリと熟成の味わいを聴かせる。渋い演奏で
す。聴き終わって「俺って、こんな渋い演奏の良さも理解できるのさぁ」っと自己満足も味わえる逸品と表現して
おきましょう。


 2002年12月 4日(水)

今年を振り返る企画〜よかったCD編〜その1

●ベートーヴェン 交響曲 第3番 英雄
 エグモント序曲
 サー・コリン・デイヴエグモント序曲ィス指揮,
 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音1991年2月27〜3月3日
 PHILIPS PHCP-20234 

 今年はサー・コリン・デイヴィスに目覚めた年となった。そのキッカケは♪ジャジャ〜ンこのCDであった。

 穏健・中庸のイメージが強かったサー・コリンの音楽。実は!その内側には熱い情熱が漲っていたのだ!しかし、サー・
コリンはその情熱で音楽を煽ったりしない。内に秘めることによって張りが生まれ、徐々に高まることによって深みが増し、
絶妙なタイミング開放する鮮やかさ!

 念のため言っておくが一見するとオマケのような”エグモント序曲”大変すばらしい。


 2002年12月 3日(火)

 海原遊山のオーヘーニズム宣言!〜東北新幹線〜八戸暫定開業〜

 ニュースでは地元に気を使って暫定とは言わないが事実上の暫定開業である。これに伴って八戸行きの新幹線の愛称は
「はやて」となった。知らぬ者の為に東北新幹線の愛称をおさらいする。

 仙台・盛岡行き「やまびこ」 山形行き「つばさ」 那須塩原行き「なすの」  秋田行き「こまち」 八戸行き「はやて」

 ここでワシが指摘するのは仙台行きと盛岡行きが同じ愛称「やまびこ」であることだ、仙台と盛岡では都市としての格が
違う。駅としての格が違う。盛岡行きの愛称を変更すべきである。


 2002年12月 1日(日)

 トップ・ページのデザイン変更をしました。

 画面表示は使っているディスプレイの解像度やインター・ネット閲覧ソフトによって変わるのは承知しているが。最初はス
クロールなしでの画面表示を目指しました。しかしながら作っている中でいろいろインスピレーションが生まれ。現在のスタ
イルに落ち着きました。

 この淡い色彩が気に入っているのですが・・・・ディスプレイの解像度やインター・ネット閲覧ソフトによって、この色彩芸術
を楽しめない方も居ますね。まぁ、あきらめてください。

 それでは12月号のスタートです。                                                  11695


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