Rhapsody in Kunya


 2005年10月27日(火)

 あるTV番組で少子化の話をしていた。そこでは【少子化=悪い事】の前提で話が進められていた。

 素朴な疑問として【少子化=悪い事】なのだろうか?

 地球規模で人口は約60億人、日本規模での人口は約1億3千万人。多すぎなくか?多すぎるから食料問題、環
境問題などさまざまな問題が起こる(もちろん、他にも原因はあるが)。

 人間が多すぎる。だからといって無理やり減らすのは難しい。やはり自然減が望ましい。【少子化】には労働人口
や年金の問題もあるが、社会のあり方や仕組みを工夫すれば解決できるのではないだろうか?

 【少子化=善い事】にしょう!


 2003年10月25日(土)

 スメタナの交響詩「我が祖国」を聴いている。パーヴォ・ベルグルンド指揮/シュターツカペレ・ドレスデンによる録
音である(EMI 7243 5 73521 2 3)。

 驀進するエネルギー、強烈なアクセント、驚きである。あの顔からは想像できないハードな演奏である。 

 例えば、「シャルカ」のコーダー。その豪腕でオケをグイグイとリードし畳み掛けるテンポで曲を締め括っている。そ
して後半の「ターボル」、「ブラニーク」では情熱的で迫力に満ちた演奏を聴かせる。
 情熱的といっても感情が先走るような情熱でなく、要所要所をキリリと締め。隙のない音楽を構築して、そこに情熱
を注ぎ込んでいるのである。

 
豪腕ベルグルンド こんな言葉を連想してしまった。


 2003年10月18日(土)

 シベリウスの交響曲第5番を聴いている。演奏は現在最高のコンビであるサー・コリン・ディヴィス指揮/ロンドン
交響楽団のCDである。

 そして素直な感想は「シベリウスはひねくれ者だ!」

 冒頭は非常に美しい。森の夜明けのような雰囲気,ひんやりとした情景に太陽が昇り陽が射してくる。「おっ!これ
が盛り上り美しいメロディーを朗々と歌い上げる?」と期待していると

 ・・・・音楽はウジウジするばかり、メロディーは断片的で”盛り上りそうで,盛り上らない””広がりそうで,広がらない”
私にはムキになって聴く者の期待をぶち壊しているように感じられる。しかも唐突にフィナーレを向かえる。

 こんな私ですが「シベリウスは最高だ!」 こんな日が来るのであろうか?


 2003年10月14日(火)

 F―1世界選手権日本グランプリの注目は日本人ドライバー佐藤琢磨の出場であり、堂々の走りで6位入賞を果た
したことである。これは嬉しいことであるが・・・・その一方でジャック・ビルニューブが欠場している。

 私はジャック・ビルニューブの熱い走りが好きだったので残念である。

 さて、来年は???クルサードも???


 2003年10月13日(月)

 昨日、F―1世界選手権日本グランプリのTV中継を観た。ここ数戦あれやこれやでTV中継を観ることが出来な
かったが優勝争いはM.シューマッハー(フェラーリ)とライコネン(マクラーレン)に絞られていた。ポイント差は9点
ライコネンは優勝が絶対条件さらにM.シューマッハーのノー・ポイントに成らなければならない。

 予選はライコネンが7位,M.シューマッハーが14位となりライコネンの優勝は無理と思っていたら前を走るマシ
ンが次々にリタイア!2位を走行してトップを走るバリチェロにアクシデントがあれば!と思わせる展開。

 M.シューマッハーも序盤で他車と接触して順位を下げるアクシデント!ノー・ポイントの可能性もありハラハラ・ド
キドキ展開となった。

 最終的にはM.シューマッハーが8位で1ポイント・ゲット,ライコネンは2位フィニッシュでM.シューマッハーが年
間総合タイトルを獲得した。


 2003年10月10日(金)

 今、トスカニーニのベートーヴェンを聴いている。交響曲第1番と2番である。小型ながらガッシリとした構築感の
ある、この曲を筋骨隆々に仕上げている。

 なんといっても鋼のような強靭さで驀進するパワーに圧倒される。数年前までは何もモノラル古〜い
録音をワザワザ聴く必要などないと思っていた。

 トスカニーニの芸風は多くの指揮者に影響を与えたと伝えられているが、録音を聴くと結局トスカニーニの芸を継
承した者はなく一世一代の芸風を記録した録音を聴く楽しみを覚えている。


 2003年10月 5日(日)

 昨日はボクシング、トリプル世界タイトル・マッチが行なわれTV中継を観るとこが出来た。断片的な映像を除けば
今年、始めてのTV観戦である。

 ムニョスvs本田戦ですが本田が自分の持ち味を活かしよく戦ったと思う。ムニョスはセレス小林戦の印象やアクシ
デントによるブランクがあるから後半スタミナが切れ本田にもチャンスがあると思ったのですが・・・・ムニョスのスタミ
ナは途切れずムニョスのパワーに押された感じでした。
 本田は経歴を考えればライト・フライ級から急速にスーパー・フライ級に階級をアップさせ(TVで観た印象ですがスー
パーフライ級としては身体が細く見えた)。しかもパワーヒッターのムニョスにチャレンジした訳で、そう易々とタイトを
奪うことは難しく、むしろムニョスのパワーに圧倒されKO負けを予想していただけに、ムニョスのパンチを空振りさせ、
打ち合うべきときは打ち合いすばらしい試合を展開したと思う。

 試合には敗れましたが、内容的には次につながる試合だったし次のチャンスはモノにするのでは?そんな期待を抱
かせる試合でした。

 ウィラポンvs西岡戦は引き分けに終わりました。だだし私の印象では引き分けは意外で、打ち合いでの正確さ、劣
勢になってもリスク覚悟でグイグイ前に出て打ち打ち合う果敢さ、駆け引き、などウィラポンが一枚上手だったように
思った。同じ引き分け結果でも2001年の2度目に対決の方がウィラポンを追い込んだように思えた。

 TV中継ではダイジェストでしたが戸高が3年前アゴを砕かれ敗れたガメスに雪辱を果たし暫定ながらWBAのバンタ
ム級のタイトルを獲得した。その喜びは特別なのもだったに違いない。出来ればこちれの試合をもっと観たかった・・・・


 2003年10月 3日(金)

 さてCDを聴くと評判どおりの感情移入が激しく濃厚であった。特にテンポの遅くなる部分は極限まで?遅くなり粘り
感情を移入してゆく。ついつい忘れてしまうが、一癖も二癖もあり、ときにはやっつけ仕事、ときには面従腹背を行なう
プロ集団オーケストラが行なうのである。まぎれもなく指揮者バーンスタインの手腕?カリスマ性が発揮されている。

 人によって好き嫌いはあるだろうが、紛れもなく卓越した演奏には違いない。そして私はこの演奏に大いに満足して
いるのである。やっぱり無難な演奏より際立った演奏の方がおもしろい。


 2003年10月 2日(木)

 マーラー作曲:交響曲 第2番 「復活」
 レナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック/他
 録音:1987年 Deutsche Grammophon盤

 少し前から気になる存在のCDであった。マーラーの復活と言えば、初めて聴く者があまりの騒々しさに卒倒する
ほどの狂乱爆裂な曲である。ガイド・ブックによると、このバーンスタイン盤は狂乱爆裂ぶりを強調するかのように
感情移入が激しく濃厚で押し付けがましい演奏だそうだ!

 私は感情移入が激しく濃厚で押し付けがましい演奏が好きな方である。しかし・・・・このCDは値段が高い!その
存在が気になりつつ、モジモジしていた。であるが幸いなことに、あるルートから市場価格の50%OFFで入手する
事が出来た!


 2003年10月 1日(水)

 最近、多忙である。いろいろな意味で・・・・それから私の文章作成能力の問題もあり、このホームページの更新は
ますますテンポ・ダウンします。

 まぁ、いちいち語る必要はないのですが・・・・律儀な私は正直に語ります。それでは10月号のスタートです。




 
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