Rhapsody in Kunya

 


2004(平成16)年3月16日(火)

●ブラームス 交響曲 第1番
 ヘルベルト・フォン・カラヤン/指揮
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1987年
 Deutsche Grammophon

 じつに堂々とした、そして雄大なオケの響きである。重量感のある響きは重く引きずることがなく、常に突き進む
威力がある。オケが激しく交錯したり、パワー全開のフォルティシモもブル9のようにうるさくならいな。またベト5の
ように最後までだれることがなく、

 最後まで好感をもって聴き通すことができた!

 カラヤンに対する偏見が払拭された!かな?


 お知らせ

 このたび、私事でありますが、通算18年におよぶ仙台市に別れを告げ修行のため、さいたま市に引っ越す
ことになりました。

 諸般の事情により、変則的な引っ越しになり煩雑な作業・手続きを簡略化するため「飯守 邦也の館」の更
新は4月下旬までお休みします。


 頻繁に更新しているサイトではありませんが、告知しておきます。


2004(平成16)年3月15日(月)

●ブルックナー 交響曲 第9番
 ヘルベルト・フォン・カラヤン/指揮
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1966年
 Deutsche Grammophon

 ブルックーの第9である。第9に限らないがブルックナーの交響曲はブラス・セッションが豪快に鳴り響く。この
CDを聴き始めて、ブラス・セッションの響きが気になった。慣れの問題か?と聴き進めたが、次第に耳障りになっ
てきた。さらに苦痛に感じるようになった。

 
こう感じるのが、私の偏見なのだろうか???

 注)ハッキリ言って、これは私の感想である。好みの問題である。


2004(平成16)年3月14日(日)

 サー・コリン・ディヴィス&ロンドン交響楽団東京公演に行ってきた。場所はサントリー・ホール3月12日。

 75才(74?)のサー・コリン・ディヴィス・・・・年齢を考えればこれが最後の来日かもしれない・・・・そのような
強迫観念が私をサントリー・ホールへと向かわせた。

 そして,ついに,あのサー・コリン・ディヴィスを見ることができた。動いている!

 写真で見るより、お腹にお肉が付いているように見えた。トレード・マークのロマンス・グレーの頭髪が決まっ
ていた。何より、そこに居たのは颯爽としたジェントル・マン!75才の老人ではなかった。

 第1曲目はシベリウスの交響詩「大洋の女神」である。

 ヴァイオリンのうねりの中、木管の旋律が踊る。曲は徐々に膨れ上がり盛る。私を包み込む弦楽のうねり!
圧倒された!

 第2曲目はシベリウスのヴァイオリン協奏曲であった。独奏は庄司紗矢香。

 庄司紗矢香はCDジャケットの顔写真でお世話になっている。なかなか可愛らしいお嬢さんである。舞台に登
場した庄司紗矢香!CDジャケットはデジタル処理の偽りではなかった。軽い微笑みで指揮者に演奏開始合図
を送る。

 マジかわいい!

 ところが、その可愛らしい表情は豹変する。眉毛をヒクヒク獲物を狙う女豹のように・・・・何か怖いものを見る
思いがした。

 休憩を挟んで第3曲目はストラヴィンスキーの火の鳥(全曲版)である。

 多種多彩な表現を盛り込んだ作品である。録音の印象から柔らかな響きで紡ぎ出す表現をイメージしていた
が硬質で鋭い表現は意外であった。フォルティシモを伴ったアクセントは鋭角的で、何か硬い固まりが飛んでく
るようであった。ティンパニーの強打は舞台を揺るがすほどであった。音楽が進むにつれボルテージが上がる、
楽員の動きも大きくなる。私は夢中になっていた。

 そしてホルンが高らかに鳴り響く!もう終わり!?

 火の鳥の演奏時間は40分強になるはずである。それがアッという間に出来事であった。

 アンコールはチャイコフスキー の「エフゲニー・オネーギン」〜ポロネーズであった。指揮者&オケともにノリノリ
だった。サー・コリンは空中浮遊も披露した!

 元気ハツラツであった!あれならもう20年は現役バリバリだな。


2004(平成16)年3月11日(木)

●ベートーヴェン 交響曲 第5番 「運命」
 ヘルベルト・フォン・カラヤン/指揮
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1962年
 Deutsche Grammophon

 その昔、宇野功芳氏はカラヤンの「運命」を「スポーツ・カーでハイ・スピードで飛ばすような・・・・云々」と否定
的意味で表現されていた。私は的を射た表現だと思う、それも宇野氏と違い肯定的意味として捕らえた。

 スポーツ・カーは車の”走る・曲がる・止まる”という基本性能を突き詰め車で”俊敏な加速,オン・ザ・レールの
ハンドリング,安定したブレーキングで車をを操作する喜びを与えてくれる。

 カラヤンの「運命」は、そんな感覚だった。

 
初めてカラヤンの演奏に好感がもてた!

 そう感じたのは第1楽章までだった・・・・第2楽章以降は”重い加速,ふにゃふにゃハンドリング,鈍いブレー
キング!?そんな感覚だった。

 こう感じるのが、私の偏見なのだろうか???


2004(平成16)年 3月 6日(土)

●モーツァルト 交響曲 第41番 「ジュピター」
 ヘルベルト・フォン・カラヤン/指揮
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1963年
 DECCA

 カラヤンのジュピターを聴いた。

 手連手管と言うのか?レガート,テヌート,内声部の強調が聞かれた。しかし私にはそれらが余計な表情付
けに聞こえ違和感を覚えた。

 こう感じてしまうのが、私の偏見なのだろうか???


 2004(平成16)年 3月 4日(木)

 パソコン・トラブルの余波であれやこれやでラプソディの更新を忘れてました。

 急告!

 通算17年にわたって宮城県民を営んでいたが修行のため宮城県民を辞することなりました。来月より13年ぶり
に埼玉県民になります(埼玉県民のみなさん、よろしく)。引っ越しなどにともなって3月中旬から4月中旬にかけて
「飯守 邦也の館」の更新が止まります。


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