Rhapsody in Kunya


 2004(平成16)年 7月27日(火)

 我が愛車レッツに異変が発生した。スピード・メーターが動かなくなったのだ!

 早速バイク・ショップに修理を依頼する。整備士の解説によると前輪左側にある2本のケーブルが曲がって
いるとの指摘を受けた。見ると確かに曲がっている。スピード・メーターと繋がっているケーブルは中で折れ、
ブレーキのケーブルは折れていないが部品交換が必要と説明された。

 「この2本のケーブルに何か引っ掛けたことはありませんか?」と質問され

 実は某ホーム・センターに立ち寄った後にスピード・メーターが動かなくなったのだ。その駐輪場を出る際に
隣の初老のオヤジがこちらをキョロキョロ見ていたのだ!

 もしかして、あのときのオヤジが・・・・


 2004(平成16)年 7月21日(水)

 あるセミナーを受けてきた。某インストラクター養成講座である。講師の方は開口一番

 「つらい、キビキー体験を、免疫をつける意味合いを含めて体験して頂きます」 

 かなりの挑発である。インストラクター体験で、その人の弱点を突くというのである。

 私のインストラクター体験の番になった。私はみんなの前で講義を始めた。普段ヤッていなことはするのは落ち
着かないものである。例えばホワイト・ボードに書きながらしゃべるとか・・・・であるが。和やかな雰囲気で講義は
進むと思ったら・・・・・講師のT先生が私に耳打ちした

 「時間内に終わるように」

 この一言、私の弱点を見事に突いていた!私の出やすい感情「焦り!」が出てきたのである。

 さすがインストラクターの中のインストラクターである。最小限の言葉の最大効果であった。


 2004(平成16)年 7月20日(火)

 驚くニュースが飛込んで来た。カルロス・クライバー氏が死去(74歳)・・・・何度か死亡といデマが流れたが
本当のようだ。どうも指揮者という職業は80歳以下で亡くなると早死に感じてしまう。

 今、ウィーン・フィルと録音した交響曲 第5番を聴いている。ちょうど30年前の録音である。

 お亡くなりになった直後で少々不謹慎であるがお蔵入りになった録音や放送局に眠る録音・録画が次々と
発掘され発売されるだろう。


 2004(平成16)年 7月14日(水)

 さらに、こんなこともあった。小5のときだったと思う。朝、私は家の階段から落ちたのである。しかも最上
段から一番下まで、あまりの出来事に呆然とし、やがて身体の痛みを実感し始めた頃、階段から落ちる轟
音に気づいた両親が表れた。

 第一声が「階段から落ちたのか!まったく、早く学校へ行け!」である。「○○ちゃん、大丈夫?」ではない
のである。クールな家庭である。

 念のために言っておくが虐待家族ではない。普段は大人中心の家庭であるが誕生日とか子どもの日は子
ども中心の日になるのである。そのお陰か?非常に自立(自律)心の強い人間になった。

 最近の報道で幼児虐待がクローズアップされているが、その逆の過保護、過干渉、甘やかしが日本人を弱
くしている、勝手ながらそんな気がしている。

家庭は大人中心がよろしい、私の自論である。


 2004(平成16)年 7月13日(火)

 先日ある会合で「母子密着」の話が話題になった。新婚家庭を例にとると子どもが出来ると家庭は子ども
中心となり、母親は子どもべったりとなり、妻でなくなる。

 生々しい話であるが夫婦のお布団でのスキンシップがなくなる家庭が多いそうだ。

 私の育った家庭を振り返ると大人中心の家庭だった。

 家族旅行を例にとると、子どもが喜びそうな遊園地へ行くことはなかった。大人中心の発想なので鄙びた
温泉へ行くのである。大人から見れば、日常の喧騒を離れ、緑の山々を愛で、温泉に浸かる風情は最高
であろう。

 しかし、子どもにとって、そんな風情を味わえるわけでなく「退屈な温泉旅行そんな苦い思い出」となるので
ある。


 2004(平成16)年 7月 6日(火)

 THE BIG ISSUE という雑誌を購入した。ホームレスの仕事をつくり自立を応援する雑誌である。

 以前、観たTV番組で紹介されていたので興味をいだいていた。渋谷の街でストリート販売員を見つけ購入
した。雑誌の趣旨には共感するが、やっぱり雑誌がおもしろくなければ!そんな斜に構えた心が構えで読ん
でみた。

 バックナンバーを観ると有名芸能人のスペシャル・インタビューが売りのようだが、私には興味はなかった。

 おもしろいのが大麻の話。

 大麻というと麻薬というイメージが大きい。しかし向精神作用物質を含まない大麻は産業用ヘプンとして繊維、
油、食料とさまざまに活用されているそうだ。マンションからダイブした某○塚氏の話は嘘ではなかった。

 発見があった。


 2004(平成16)年 7月 4日(日)

 先日,某TVで「音と科学のミステリー・人類史上最高の天才モーツァルト奇跡の響き」と題した番組を放送
していた。モーツァルトの作り出す音楽には特別な効能があることを謳っていた。異論を挟むつもりはない。

 しかしである

 私はモーツァルトの他にも特別な効能をもたらす作曲家がいると思う。

 私が真っ先に思い浮かぶのがブルックナーである。

 知名度や親しみやすさではモーツァルトには劣るが、ブルックナーの作り出す音楽にはスケールが大きく、崇高で、
荒々しさも感じる。それが神の領域に達している!と感じてしまうのは特別な効能だと思うのだが....数年後には

 「音と科学のミステリー・人類史上最高の謎!奇人変人ブルックナー奇跡の響き」

こんな番組が放映されるだろう....


 2004(平成16)年 7月 2日(金)

 ARTS ARCHIVES レーベルからペーター・マークの新譜が発売された。オケはローマRAI放送交響楽団。
モーツァルトの協奏交響曲(Rec:1987),交響曲第25番(Rec:1990),交響曲第29番(Rec:1989)が収録され
たアルバムである。

 表示にはOriginal digital recording とあるが信じがたい。私はラジオ放送をカセットテープに録音してダビ
ングした音源。そんな録音クオリティであった。テープ走行が不安定に感じられる部分もあった。

 鑑賞に大きな支障はないが、時代なりのクオリティがほしいですね。とライナーノートを見るとマーク指揮の
チャイコフスキー交響曲第5番&くるみ割り人形組曲のCDジャケットが!日本への輸入はまだですか?


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