Rhapsody in Kunya


 2004(平成16)年 8月31日(月)

 室伏選手の銀メダルが金メダルに変わった。アンヌシ選手のドーピング違反によって処置である。

 しかしである。将来もっと恐ろしい危惧がある。

 ドーピングの規定を使ってライバル選手を蹴落とす。罠に落とし得る事態が考えられる。

 例えばライバル選手の飲食物にドーピング禁止薬物を仕込むのである。ライバル選手はドーピング検査
で陽性となり出場停止処分となる。

 10年以内に、この事件は起こるであろう・・・・・


 2004(平成16)年 8月23日(月)

 野口みずき様。ごめんなさい本当にごめんなさい。

 私は野口様が金メダルを獲得するとは思っていませんでした。25Km過ぎのスパート見事でした。オリンピッ
クの大舞台で、前半で勝負をしかけるなんて・・・・

 アップ・ダウンの激しいコースしかも勝負所の35Km過ぎからは下り坂!ストライド走法の野口選手には不利!
そんな予想は愚かでした。

 それから前回のシドニー五輪でも高橋尚子様にお詫びした気が・・・・

 ハンマー投げの室伏広治選手は銀メダルでした。マスコミの方々は28cn差の「銀」と言っていますが・・・・ここ
で重箱の隅ツツく指摘をさせていただきます。

  1投目 2投目 3投目 4投目 5投目 6投目  
室伏 79.90 81.60 81.16 82.35  × 82.91 2位
アンヌシ 80.53 82.32 83.19 82.64 82.04  - 1位

 もし室伏選手が6投目で28cm差を詰めて83.19mを投げると、順位は2番目の記録でつけます。すると2番
目の記録もアンヌシ選手の方が上です。因みに3番目も4番目のアンヌシ選手の方が上です。


 つまり29cm差の「銀」と表現するのが正しい!


 2004(平成16)年 8月19日(木)

 アテネ・オリンピックである。水泳陣から柔道陣から連日メダル獲得のニュースが伝えられている。柔道といえ
ば物議をかもしだした「カラー柔道着」そうあの「青い柔道着」である。

 最初「青い柔道着」を見たときは非常な違和感があったが、今は馴れてしまった。

 あの青色が日本の伝統「藍染め」を連想させる色合いがよかったのだろう!アレがスカイ・ブルーだったら今で
も違和感があっただろう。


 2004(平成16)年 8月11日(水)

 「アルプス交響曲」の、第13節<頂上にて>でオーボエが美しいメロディーを奏でて山頂の雰囲気を伝え
るが、なぜ物悲しい音色のオーボエが選ばれたのだろうか?その直後の金管による大自然の描写と相まっ
て大自然の圧倒的なパワーに屈する人間の姿が描かれていたのである。

 第19節<雷雨と嵐、下山>では大自然の脅威を前に逃げるしかない人間の無力さを表し、嵐の後、第20
節は<日没>を迎える。ベートーヴェンの田園交響曲のように感謝の踊りを披露することはない。それもその
はず登山者は急いで下山したため道を誤ったのである。

 第21節<終末>の冒頭、オルガンが奏でるメロディーは人間の敗北宣言であり、以後は道に迷い、山をさ
まよい、衰弱する様子が描かれている。最後の最後22節<夜>で主題が弱々しく表れ夜にかき消されてゆく

 ・・・・これは明らかに「死」である!

 山田耕筰氏へ宛てられた手紙からキッソ・ウーオ氏が明らかにしたのは


  アルプス交響曲の真の姿
 <登山中、嵐に遭って道に迷って遭難し、山をさまよい力尽き屍となる>
 
山岳遭難を描いていたのである!!

 
こう想って聴くと、それらしく聴こえてくるのが音楽のおもしろさである。



 キッソ・ウーオを逆から読むとオーウソッキ(大嘘つき)となります。この話を真に受けた方!ゴメンなさい法螺話です。


 2004(平成16)年 8月10日(火)

 「アルプス交響曲」の聴き所は標題音楽として、それらしく聴かせてしまう表現力と技巧であり、日の出や滝
の描写は傑出の出来であると思う。

 もうひとつは近年の研究で明らかになり、今まで多くの聴衆・専門家が見逃していた(聴き逃していた?)
然の脅威と人間の哀れみ
である。これはR.シュトラウスの研究家キッソ・ウーオ氏が発表した説である。

 本当は怖い:アルプス交響曲

 発端は当時ベルリン留学中であった山田耕筰氏にあてた手紙が発見されことによる。その手紙には「アルプ
ス交響曲」の内容が書かれていたのである。それはパロディスト、R.シュトラウスの面目躍如たる「アルプス交
響曲」の知られざる真実の姿が綴られていた。


 2004(平成16)年 8月 9日(月)

 連日、暑い日が続いている。今年は猛暑なんだそうだ!

 夏にふさわしい交響曲がある。その昔、駄作、珍曲、キワモノ扱いされていたR.シュトラウスの「アルプス交
響曲」である。LP時代、おもだった録音はベーム,ケンペ,メータ程度だったが80年代に入るとドンドン録音
が増えていった曲である。

 その昔、駄作、珍曲、キワモノ扱いされていた原因はそのわかり易さにあったのではないだろうか?

 夜明けに始まって、登山を開始!森に入って、滝を見て、花の咲いている草原、牧場を通り、道に迷い、
氷河を越えて、ついに山頂に到着!しかし霧が立ち込めて雷雨にみまわれながら下山して、そして日が沈む、
という筋書。Rシュトラウスの巧みなオーケストレーションと表現力が聴ける曲なのである。

 「交響詩」でなく「交響曲」と名づけのは、最初の方に表れる山の主題、日の出の主題、登り道の主題、岩場
の主題と4つの主題を軸に提示・展開・再現する手法がとられ、構成も序奏、速、緩、速、緩、後奏といった交
響曲的要素を盛り込んでいるところに「交響曲」と名づけたにはRシュトラウスなりの意図がうかがえる。


 2004(平成16)年 8月 3日(火)

 カウンセリングのすばらしさは問題の本質を明らかにすることにある。

 今回のデモンストレーションでも来談者の主訴(カウンセリングの目的として来談者が語った悩み)を聴き、そ
こから問題の本質を明らかにする展開が見られた。

 それは言うなればカウンセラーと来談者の協同作業でありカウンセラーが高い位置から「お前の悩みの本質
はこれだ!」と指摘するのでなく、来談者が「あーぁ、そうだったんだ!」と気づき感動する展開なのである。その
感動はギャラリーの私たちに伝わってきた。

 J博士によるカウンセリングのすばらしさはユーモアのセンスにも表れていた。ユーモアは深刻になりがちなカ
ウンセリングの流れを止めたり、クライアントをリラックスさせる効果に満ちていた。ユーモアのセンスに国境は
なかったのである。

 それから・・・・残念ながらカウンセリングには秘匿義務があるのでこれ以上のことはお伝えできない。

                     残 念 で あ る 。


 2004(平成16)年 8月 2日(月)

 先日、カウンセリングの研修でデモンストレーションを見せていただいた。

 何と!カウンセラーはカナダ人のJ博士、カウンセリングは通訳を介して英語で行われるものであった。

 心配性の方は英語で大丈夫?と心配するかもしれないが、表情や身振りもあるし,英語といってもなんとな
く意味が伝わるもの、されに通訳がすばらしく2名のカウンセラーからセラピーを受けている気持ちのなるのが
効果的であった。

 さらに、通訳つきの利点を発見した!  メモが取りやすいこと!


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