Rhapsody in Kunya


 2004(平成16)年11月26日(金)

●ブルックナー:交響曲 第8番
 ヘルベルト・フォン・カラヤン/指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1989年 Deutsche Grammophon

 世界一有名な指揮者は当社の調べによるとヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)である。しかし私の
カラヤンに対する想いは表のページ<シリーズ・カラヤンを聴く>に書いたおとりかんばしくない。上記のCD
も図書館で借りてきたものだが・・・・ズバリ気に入った演奏であった。

 カラヤン最晩年の録音であるが老け込んだ印象も円熟した印象もなく「若々しい元気ハツラツ!ドーピング
演奏!」そんな印象であった。第2楽章と第3楽章の印象は薄かったが両端楽章のスピード感と轟々とした迫
力はうるさくなる手前で踏みとどまり・・・・いゃ、うるさく感じるときもあるが、ここまでおもいきってもらえると何
故か嬉しくなる。

 私のカラヤンに対する偏見は少しは払拭されたのだろうか?


 2004(平成16)年11月20日(土)

 カバンに入れておいたMDプレーヤーを手にすると、そこには信じがたい光景が拡がっていた!

 ヘッドフォンのコードがカバンのファスナーに食い込んでいたのである。丁寧に解きほぐそうとするが事態
は好転せず、ますます悪化の一途を辿る。やがて銅線が顔を出す最悪の結果に終わった。

 家にはMDプレーヤを買ったときの付属ヘッドフォンはあるが電車の中で音楽をむさぼるには役不足、新た
な密閉型ヘッドフォンを購入する決意を固めた。

 
現在、密閉型インナーイヤー・ヘッドフォンはソニー以外にもアイワ、パイオニア、パナソニック、シャープと他
社が追随して市場を賑わしている。ネットの評判では
SONY MDR-EX71SLの評価は低くSHARP HP-33S
Panasonic RP-HJE50の評価が高かった。

 SHARP HP-33Sは4極仕様(変換コード付属はあるが)が煩わしいのでPanasonic RP-HJE50を購入すること
にした。早速、購入して音楽に耳を傾けると
SONY MDR-EX71SLより遥かによい音質であった。SONY MDR-
EX71SL
特有のこもった感じはなくスカッとキレの良い音であった。視聴にも耐えうる音質、価格に似合う音であっ
た(
実勢価格は3千円代前半である)。

 SONY MDR-EX71SLを壊したのは残念であるが、結果としてより音質のよいPanasonic RP-HJE50を手に入れ
た!これは嬉しい出来事であった。


 2004(平成16)年11月19日(金)

 電車のお供に音楽を!1979年SONYがウォークマンを発売してから当たり前の風俗となった。

 しかし、私のようにクラシック音楽を楽しむマニアックな人間には少々困ったことがあった。クラシック音楽は
弱々しい弱音から騒々しい強音まで音量の幅広く電車の「ゴッー、ガタン、ゴッー」の雑音にかき消され繊細な
弱音が聴こえなかった。そこで弱音に合わせてボリューム設定をすると、今度はエネルギッシュな強音のとき
はうるさくなり、結局、繊細な弱音はあきらめたり、ボリュームをそのつど調節していたのである。

 1999年SONYが密閉型インナーイヤー・ヘッドホン「MDR−EX70SL」を登場させた。この密閉型の登場
によって電車の中でも繊細な弱音を聴き取ることができるようになった。

 であるが「MDR−EX70SL」はズパリ価格に似合う音質ではなかった。その後、改良型、後継機種SONY
MDR-EX71SLを購入して愛用していた。音質は改善されていたが正直に言って後継機種も価格に似合う音
質ではなかった。

 しかしである!電車の中で音楽をむさぼるにはSONY MDR-EX71SLは欠かせない存在であった。しかし、
思わぬことから
SONY MDR-EX71SLと決別する日が訪れた!


 2004(平成16)年11月16日(火)

●ベートーヴェン 交響曲 第6番 「田園」
 ダニエル・バレンボイム指揮/シュターツカペレ・ベルリン
 録音:1999年 TELDEC

 ここで念のために宣言をしておく。

 このCDを聴いて感動した!悪く言うヤツは許せない!叩きのめしてヤル!そんな方は、ここから先を読まな
いでもらいたい。私はあなたの感動をぶち壊すつもりはない。

 そもそも人には好みがある。あたなが感動したからと言って私も感動するとは限らない。と言っても自分が感
動した、すばらしいと思っているものにケチをつけられるのは愉快ではない。

 心の優しい私は親切で言っているのです。読むなと!

 宣言の内容を納得した人はお進み下さい。





 CDを再生して耳を傾けると「あぁ、あの響きだ!」昔の思い出が蘇った。シュターツカペレ・ベルリンのCDは
幾つか持っているが「あぁ、あの響きだ!」と思えるものはなかった。それだけ感慨深かった。

 バレンボイムの指揮は実に細やか、テンポは僅かな伸び縮みを伴い、強弱の変化も豊か、隅々にまで神経を
行き届かせている・・・・

・・・・と感心した

・・・・のであるが

・・・・しばらくすると退屈してしまった。

 テンポの伸び縮みや音量の強弱に伴う表情が足りないように思えた。テンポの伸び縮みも音量の強弱も物理的
な変化に聴こえ、悪く言えば指揮者の指示に機械的に従った演奏に聴こえるのである。

 例えば音楽が盛り上がってフォルティシモに達するときバレンボイムは力まない余裕を残しているように感じられる。
ここで余裕を残すことによって音楽に深みが増すとか、表情が増す、などのプラスの効果は感じられず、なんとも煮え
切らない印象を与えるのである。

  残 念 で あ る ・ ・ ・ ・


 2004(平成16)年11月15日(月)

●ベートーヴェン 交響曲 第6番 「田園」
 ダニエル・バレンボイム指揮/シュターツカペレ・ベルリン
 録音:1999年 TELDEC

 1990年のことだった、私はシュターツカペレ・ベルリンの来日公演に接した。指揮を執ったのは朝比奈 隆
であった。演目はベートヴェンの交響曲 5番と6番「田園」。特に「田園」交響曲がすばらしかった。良い席を手
に入れたことも幸いしたのだろう、私が経験した演奏会の中で最高だった。

 繊細で透明感のあるヴァイオリン、どっしりとした重量感のある低弦の響きが前方を覆い、奥手の方から木管
の暖かい調べが聴こえ、金管は豊かな拡がりを聴かせる。味わい深いオーケストラの響きであった。

 朝比奈氏の指揮は堂々と粛々と進むような趣で、ずっしりとした手ごたえのある田園交響曲であった。

 
このバレンボイム盤は図書館で借りたものだが、あの時の感動が蘇るのだろうか?


 2004(平成16)年11月 9日(火)

 査定額のアップといっても高圧的態度で怒鳴り散らし恫喝するのは好ましくない下品である。また、のらりくらり
と話を引き伸ばす方法は江戸っ子(ではないが)で気の短い性格の私は耐えられない。

 もっと楽しくスマートな方法を使いたい。

 そこで私はこんな提案をした。「ここで一発芸をやるのでオモシロかったら500円査定をアップして下さい」といって
旬の話題からS木宗男とS田紳助のモノマネを披露した。

 査定マンは私の熱意を評価して査定額を約1割アップしてくれた(ありがとう)。

 ゲイは身を助けるコレは真実であった。


 2004(平成16)年11月 8日(月)

 スクーターを手放すことになった。半年ほどであったが「色々な思い出をありがとう」である。ときに風にさらされ、
雨に打たれ、苦楽を共にしてパートナーであった。

 某所で買取をお願いした。査定が終わり査定マンが恐縮口調で「いゃ〜、元々の売値が8万台なので・・・・」と言
い訳しながら、ある金額を提示した。インターネット時代の現代である。検索すれば中古車市場でレッツの相場が
どの程度か知れている。しかし、ここで「はい、ではその金額」でとあっさり手を打つのはおもしろくない。

 やはり、ここは交渉で少しでも査定額のアップを図りたい。 


 2004(平成16)年11月 6日(土)

 先日「性格診断」とやらを受けた。

 本格的な診断であったが、対象者(私のことであるが)の性格が複雑怪奇だったので一筋縄には行かな
かった、ただし出てきた内容が、なんとなくであるが自身で気付いていた内容だったのには不満が残った。

 自分では気付いていなかった意外な面が出てきて「そうだったのか!」そんな気付きが欲しかった。

 欲張りだろうか?「性格診断」の結果も欲張りだったが・・・・


 2004(平成16)年11月 4日(木)

 昨日はホーリズムの発表を行なった。多くの人の前で研究発表を行なうのは学生時代以来であった。

 経験不足と言えばそれまでだが用意した資料と持ち時間のバランスが判らず結果的に情報過多、発表す
る側も聞く側も負担が大きくなる結果となった。今後に生かしたいと思う。

 しかし、致命的だったのはホーリズムを発表者が消化しきれずに、消化不良のまま発表したことだろう。食
べるときは良く噛む基本である。


 2004(平成16)年11月 1日(月)

 先月は激動の月だった長雨に、台風、大地震に、イラクでの人質殺害事件、某有名芸能人による暴行傷害
事件、やじうま根性でこの某有名芸能人H・K(本名)が司会を務めていたTV番組を観た。

 最初は主演シーンをカットして放送する予定だったが結局生放送したようだった。出演者がいつもより生き生
きしていたのは何やら皮肉に感じられた。復帰したとしても法律を扱う番組で毒舌を吐くの難しいだろう。

 それでも同僚芸能人からは同情的なコメントを多いのはH・K(本名)の人柄だろうか?

 20年弱前に某有名芸能人(K・T)が出版社で騒ぎを起して暫くテレビ出演が見送られた。こんなときこそ若手
にチャンスを!


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