●シドニー五輪〜雑感〜オーバー・ワーク

 シドニー五輪が終了した期待どおりの成績を残した選手,期待以上の成績を残した選手,力をまったく
発揮できなかった選手・・・・

 じつは男女のマラソンを観戦して,あの選手オーバー・ワークではないか?と思った。なにか走りがお
もいように見えた。

 日本人選手は本番に弱い、プレッシャーに弱く緊張してしまうからだ!そんなことがささやかれた時期が
あった。今もそうなのだろうか?

 私はここで本番に弱い=オーバー・ワーク説を唱えたい。

 通常五輪出場選手に選ばれると会社,組織なりが配慮して、時間的にも資金的にも、より質の高い練習
環境が整う。選手,コーチは会社,組織の配慮,国民の期待に応えようとよりハードな練習に励む。

 ハードな練習=強くなる,みんなの期待に応える=練習しなければ,このままで大丈夫か?=もっと練習
しなければ・・・・これらの考えが脅迫観念となり選手やコーチをハードな練習に駆り立てる。

 また、時間的にも資金的にも、より質の高い練習環境が整うとオーバー・ワークの環境も整う!?

 ハードな練習をすれば最終段階,疲労を抜く練習は今までと変えないと疲労が抜けない!

 しかし、期待という名のプレッシャーから、ここで練習を緩めたら・・・・と脅迫観念に選手,コーチともに駆
られるのではないだろうか?

 結局、疲労が抜けない、まま本番を迎え実力が発揮できない!?

 以上、私の仮説でした。


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